昨日の日曜日には、アンフィールドでアスレティック・ビルバオとフレンドリーマッチを行ったリバプール。
コップに囲まれたスタジアムは、やはり素晴らしい雰囲気でしたね。
私が嬉しかったのは、ファン・ダイクの姿が見えたとき、ファンの大歓声が響いたこと。
ファン・ダイクは、センターバックとしてあらゆるものを持っている。
それだけではなく、これまでのセンターバックの概念を覆すだけのスキルさえも備えていると私は思っています。
要するに万能なのです。
その万能ぶりも桁外れで、何をやっても超一級品。
さすがに、あれだけの大怪我を負った後ですから、まずは6割~7割の出来でよい。
あとは、時間をかけながら戻してくればいいと、私は思っていました。
ユルゲン・クロップ監督も、ファン・ダイクに関しては、プレイ時間などの面で、かなり気を配っていますね。
しかし!昨日の試合で見せたファン・ダイクのロング・フィードは完璧なもので、右に左にと、ピンポイントで質の高いボールを供給していましたね。
まず、キックフォームが美し過ぎるし、ボールの軌道も素晴らしい。
その上、前線に張っているプレイヤーに寸分の狂いもないパスを送れる。
これは、リバプールにとって大きな武器です。
アスレティック・ビルバオ戦では、72分間のプレイをしたファン・ダイク。
ピッチからベンチへ戻って来るとき、アンフィールドのファンは、スタンディング・オベーションでファン・ダイクを迎えました。
素晴らしい光景。
コップが見せた反応が、ファン・ダイクという存在を象徴しているように思えます。
セットプレイのときには、果敢にヘッドでゴールを狙いに行っていたし、今シーズンのリバプールは、昨シーズンと比較して、セットプレイからの得点も増えることでしょう。
ファン・ダイクが帰って来た意味。
それは、1人のセンターバックが戻って来たということに留まらない。
私、個人的には、こう確信しています。
ファン・ダイクは、プレミア史上最高のセンターバックだ!と。