ユルゲン・クロップ監督が退任の意思を公にして以来、リバプールは新しい監督を探すという非常に難しいミッションに直面しました。
最初の段階では、シャビ・アロンソだろうとの見方が圧倒的だったもののリバプールのレジェンドはブンデスリーガに残ることを決断。
シャビ・アロンソの名前が消えた後には、スポルティングを率いるルベン・アモリム監督が最有力だと報じられて来ました。
しかし現状、アモリム監督がレッズに来る話は消えているようです。
まだ、公式な発表はありませんが、クロップ監督の後任になるのは、フェイエノールトの指揮官であるアルネ・スロット監督であることが確実視されています。
ではなぜ、リバプールはルベン・アモリム監督を選ばなかったのか？
そこにはいろいろな理由があるでしょうし、中には実に細かい事項も存在したとは思います。
ただ、いくつかのメディアが取り上げている記事を総じて見て見ると、アモリム監督に決めなかった大きな要因のひとつには、フォーメーションの問題があるようです。
アモリムが好んで使う陣形は3－4－3であり、リバプールにやって来たとしてもこのフォーメーションを軸に運用をしていくという匂いをLFCの交渉人達は話し合いの中で感じたともされています。
リバプールは、9年間にわたりユルゲン・クロップが築き上げて来たチームがあり、それは4－3－3がベースであり、そのために最もフィットする人材を擁していると。
要するに、システムを変えれば、クロップが集めて来た選手達が最高の状態で機能するかが疑わしいということだったのか？
一方、アルネ・スロット監督の方は、従来から4－3－3乃至は4－2－3－1のシステムを好んで使っており、クロップが残したレガシーを引き継ぐことができる。
そういう見方もあるようです。
私の記憶がはっきりしないので、間違っていたら申し訳ないのですが、オランダ代表でプレイをする際のファン・ダイクも3バックより4バックの方がやりやすいと言っていたように思います。
リバプール、あるいはFSGは、ユルゲン・クロップが築き上げたレガシーを発展させる考えで新監督候補の人選にも臨んだ。
これは、ひとつの見方ですが、まったくのでたらめとは言えない部分があるので、ちょっと書いてみました。