彼ほどに献身的なアスリートを私はほとんど知りません。
今から16年前の今日、2006年8月18日のこと、ディルク・カイトがリバプールの一員となりました。
当時の指揮官はラファ・ベニテス監督であり、ディルク・カイトのことが欲しくて、数年越しのラブコールだったとも言われたものです。
献身性という点において、ディルク・カイトは抜群でしたし、スポーツマンシップも素晴らしかった。
また、チームの構成上、いろいろな役割を任されましたが、嫌な顔などひとつもせず、プロフェッショナルな仕事をしてくれたものです。
ディルク・カイトがリバプールに在籍をしたのは、2006-2012で、その間における公式戦出場は285試合で、71ゴールを記録しています。
私が言うまでもなく、ディルク・カイトの貢献は、この数字だけで語り切れるものではありません。
まさにレジェンドですね!
本来、ストライカーとしてフェイエノールトからやって来たディルク・カイトでしたが、リバプールでキャリアを重ねるにつけ、いろいろなパートナーと仕事をしました。
ピーター・クラウチ、フェルナンド・トーレス、ルイス・スアレスなど。
トーレスやスアレスを活かすためなら、ウィングであっても見事なプレイをし。
ディルク・カイトは、今もなお多くのリバプールファンに愛されている。
それは、疑いようのない事実だと思います。
リバプールのレジェンドであると同時に、フェイエノールト、オランダ代表のレジェンドでもあるディルク・カイト。
そのフットボーラー人生は、本当に充実したものでした。
あの時代のリバプールは、なかなか苦しい時期をも過ごしましたが、見ていて楽しいタレントが沢山いたし、具現しているフットボールが楽しかったですね。
今となれば、どれもみな良い思い出です。
私の記憶の中に、ディルク・カイトは生き続けます。