16年前の今日、2005年5月25日。
フットボール史に残る名勝負が生まれました。
人はそれを『イスタンブールの奇跡』と呼び、今も語り草になっています。
あの試合を観て、リバプールファンになったという方々も、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
それほどまでに、劇的なドラマでありました。
チャンピオンズリーグ決勝。
リバプールは、ACミランと対戦。
この対戦が、イスタンブールの奇跡として、世界中の人々を感動させました。
イスタンブールの奇跡については、多くの皆様がご存知でしょうし、私も何度となく書いていますので、細かいことは控えますが、決勝戦でファーストハーフのうちに、リバプールは3点のビハインドとなります。
もう試合は決まったか・・・と思った人も多かったはず。
誰より、ミランの選手達が、そう考えていた節があります。
3点をリードされて迎えたハーフタイム。
普通なら、下を向いてしまうところだと思います。
しかし、スタンドにいるコップが諦めていない。
あのとき、ドレッシングルームに戻って来た選手達にも、コップの歌声が届いたという話さえあります。
また、ハーフタイムで、キャプテンのスティーブン・ジェラードがチームメイトに語りかけたスピーチは、最高のものだったと、後年ジブリル・シセが回想をしています。
さて!セカンドハーフ!
反撃の狼煙をあげたのは、スティービーのヘッドでした。
それでもまだ2点差はあったものの、勢いはリバプールにあった。
かくしてリバプールは、逆境をはねのけ、3-3のスコアにまで持ち込みます。
結果、PK戦を制したリバプールがヨーロッパ・チャンピオンに。
リバプールファンにとっては、忘れられない日となりました。
決して諦めないメンタリティー。
そのDNAは、リバプールというチームに、代々受け継がれているように思います。
イスタンブールの戦士達は、クラブ史にその名を刻んだ。
これもリバプールの歴史のひとつ。
また、新しいドラマをつくっていきましょう。
今日、この日にあたり、改めてリバプールというチームを応援してきた自分は幸せ者だと感じています。