今から2年前の今日、2018年5月28日。
あの早朝のことは、今でもよく憶えています。
例によって早起きの私は、リバプールがモナコのファビーニョを狙っているという噂のことを書いていました。
それまで、ファビーニョの名前はほとんどメディアに出ておらず、多分私自身、初めて取り上げた時だったと思います。
それがどうでしょう!
その文章を書き上げて、公開してみると、LFCから公式発表があり、ファビーニョが契約にサインをした!と。
まさに、電光石火の移籍成立だった感があります。
ブラジル代表として、右サイドバックもこなしていたファビーニョですが、あのとき私は、おそらくセントラルミッドフィールダーとしての役割を果たすのだろうと書いたものです。
大きな期待を背負ってリバプールへやって来たファビーニョですが、その出だしは決して順風満帆ではありませんでした。
なかなか出場機会が得られず、時にはベンチ外になることも。
それでもファビーニョは、トレーニングに励み、ユルゲン・クロップ監督がゴーサインを出すや、みるみるとパフォーマンスを向上させ、プレミアリーグを代表するほどのアンカーになりましたね。
今シーズンは、途中で怪我があり、その後コンディションを取り戻すことに若干苦労をした感はありますが、実力を持っていることは明らか。
プレミアリーグのスピード、強さ、激しさにも適応できるようになったのは事実だと思います。
5月28日という早い時期にリバプール入りが決まったファビーニョ。
正式にリバプールのメンバーになるのは7月1日を待つことになります。
独特の間合いを持ったタックル、パス出し、時にキラーパスを提供するなど、ファビーニョのスキルは、まだまだ未知の部分を内包しているようにさえ思えます。
リバプールで、ひとまわりもふたまわりも成長したと思えるファビーニョ。
もし、プレミアリーグが再開されたならば、ぜひ期待をしてみたい選手の一人ですね。
ファビーニョが、リバプールで益々充実した時間を過ごしてくれることを祈ります。