プレミアリーグ2016-2017シーズンも終盤へと差しかかり、リバプールに残っているのは3試合となりました。
そんな時期でありますので、私なりに今シーズンを振り返って、ランダムに各プレイヤーをピックアップしております。
今回は、ジェイムズ・ミルナーのことに触れてみたいと思います。
昨年の夏。
リバプールは左サイドバック獲得に動く!という報道が多々出ており、たとえばケルンに所属するヨナス・ヘクターの名前などは、かなり頻繁にリバプールの補強候補として紹介されていました。
しかし、ユルゲン・クロップ監督は、左サイドバックの補強に動かなかった。
当時を思い出すと、ジョン・フラナガン、ブラッド・スミスがチームを離れることも発表され、サイドバックの層が手薄になるのではないか?と、多くのファンが不安を抱いたかと思います。
そんな中、ユルゲン・クロップ監督は、副キャプテンであるジェイムズ・ミルナーに左サイドバックを任せるという決断をくだすことに。
プロフェッショナル、フットボールの世界に永久不滅の約束などはありませんが、ジェイムズ・ミルナーがリバプール入りを決めた理由としては、中盤のセンターでプレイが出来るからということが取り沙汰されていました。
それでも、ジェイムズ・ミルナーは不平を言わず、不慣れなポジションをこなしていきます。
決して華麗なプレイを披露するタイプではありませんが、ジェイムズ・ミルナーには仕事人の香りがします。
もし、今シーズンのリバプールからジェイムズ・ミルナーが欠けていたならば・・・。
それを考えると、プレミアリーグ32試合出場をし、そのすべてが先発であったことは、しっかりと見てあげるべきだと、私は考えています。
ジェイムズ・ミルナーにとって今シーズンは、イングランド代表引退を決断した年にもなりました。
これからはリバプール一筋のフットボーラー人生。
リバプールが、今後より強くなっていくためには、ジェイムズ・ミルナーのポジションを脅かすようなタレントが必要なのかもしれません。
しかし、ジェイムズ・ミルナーには、大きな、大きな壁であってほしいですね。
今シーズンのリバプールは、流動的で出入りの激しい華麗な攻撃陣の活躍が目立ちました。
その一方、ジェイムズ・ミルナーが、本職ではない役割をしっかりと果たしたことは、覚えておきたいと思っています。