イスタンブールの奇跡で、リバプールをヨーロッパチャンピオンに導いたラファ・ベニテス監督が、明日をもってクラブを去ろうとしているキャプテンを讃えています。
スティーブン・ジェラードは、強い忠誠心の持ち主で、ファンとの強い絆で結ばれた、永遠のレジェンドだと・・・。
(RB)
スティービーは、リバプールのレジェンドであり続けることだろう。
彼は、チャンピオンズリーグで勝利し、FAカップも勝ち取った。
クラブのアイコンでありレジェンドだよ。
誰もが、いつまでも憶えていることだろうね。
彼自身は、リバプールに大きな感謝を持っていると思うよ。
私達のチームにとって、彼はキーマンだった。
ハマンは、戦術眼がとてもよかったし、シャビ・アロンソは高いクオリティーを持っていた。
ルイス・ガルシアやキャラガーも存在感があったね。
でもスティービーは、他の誰にも出来ないようなことを成し遂げてしまう男なんだ。
彼は、アロンソのようにパスを出し、そのヘッドは、フェルナンド・トーレスのようだった。
守ればキャラガーのようだったし、他の誰にも出来ないようなタックルをした。
彼は、それらすべてを兼ね備えていたんだよ。
私が、クオリティーについて話すときには、それは単にテクニックのことを言うのではない。
プレッシャーの中で、何が出来るかだよ。
彼は、それをやってのけたよ。
なぜなら、彼は絶対的な自信を持っていたからね。
ひとつ前の記事で、「キャプテンはドラマをつくれる」と、書かせていただきましたが、今回のベニテスの言葉も、ちょっとそれに似たものがあるように思います。
強いプレッシャーに晒された中で何が出来るか?
思い出しますね。
イスタンブールでの魂のヘッド。
FAカップ決勝、追加タイムでの弾丸ミドル。
明日は、世界中のファンが、キャプテンを気持ちよく送れるように、最高の舞台になってほしいと思います。
ラスト・アンフィールドが、あのような結果と内容になってしまったので、今度こそ、周囲のプレイヤーにも奮起を期待したいと思います。