昨年の夏、リバプールへやって来た若者ジョー・ゴメス。
トップチームで順風満帆のスタートを切ったかと思いきや、U21イングランド代表合流中に前十字靱帯を損傷するという大怪我を負ってしまいました。
実際、ゴメス自身、落ち込んだりもしただろうし、悔しかったでしょうね。
しかしゴメスは、ユルゲン・クロップの元でプレイする日が待ちきれない!とし、自分の目標としては、プレシーズン冒頭からチームに戻ることだと語っています。
(JG)
ブレンダンがぼくをチームへ連れてきてくれて、機会をくれたわけだけど、ユルゲン・クロップという世界でも名の知れた偉大な監督が来てくれたことには、心躍るよ!
ぼくのように若いプレイヤーにとっては、ユルゲン・クロップのような監督から学べることは、本当にいいチャンスなんだ。
そんなことが、すぐに頭に浮かんだよ。
ぼくが怪我をした最初の日にスキャンをしたんだけど、その日に彼がはじめてメルウッドへやって来たんだ。
それが彼との最初の出会いだったね。
もちろん、スキャンをした直後だったから、ぼくの心は傷ついていたよ。
そんなとき彼は、ポジティブであれ!そして戻って来い!と、言ってくれたんだ。
そしてその後も、彼はずっとぼくと一緒にいてくれたよ。
そのことが、復帰を目指すためのモチベーションにもなったね。
フィットして、チームへ戻る日が待ちきれないね!
プレイしたいんだ!
それこそが、ぼくのモチベーションだよ!
ぼくは、外に出られるようになった。
リハビリの大きなステップアップだと思うんだ。
ボールも使い、フィットネスを向上させていかないとね。
ぼくは、夏へ向けて出来る限りの努力をしたいと思っているよ。
そして、プレシーズンの冒頭には、最高の状態で戻りたいね!
私は、ジョー・ゴメスと初めて会ったときのユルゲン・クロップの表情と言葉を覚えています。
ゴメスと共に、笑顔で写真におさまったクロップは、「いい筋肉の付き方をしている若者だね!」と語り、復帰してくる日を楽しみに待っているとしていました。
そういった、細かな心配りが、多くのプレイヤーを抱えるチームの指揮官には大切なのでしょうね。
また、ゴメスには、同種類の大怪我を負ったダニー・イングスという相棒もいます。
さらに、何かとルーカス・レイバが心配して面倒を見てくれているようだし、焦らずしっかりリハビリをして、来シーズンには万全の状態で、より強くなって戻って来てほしいですね。
たしかにゴメス自身が言うように、新シーズンに復帰といっても、プレシーズンのスタートからチームに加われるのと、そうでないのとでは雲泥の差があることでしょう。
ゴメスの目標が叶うことを祈ります。