私は、かなり早い段階で、どうもエムレ・チャンがトレーニングに復帰したらしいという情報を仕入れました。
さらに、驚いたのは、ビジャレアル戦に間に合う可能性もあるということでありました。
しかしその後、エムレ・チャンに関する記事が増え始め、ユルゲン・クロップの記者会見に至るに、確信へと変わっていったのも事実です。
約６週間の離脱と診断されたエムレ・チャンは、ほぼ半分の期間で実戦復帰を果たしたのですから、その努力は賞賛に価すると思います。
しかも、復帰戦でいきなりの先発となったビジャレアル戦で、あれだけの高いパフォーマンスを発揮できるのですから、気持ちもフィジカルも強い人なのでしょうね。
そのエムレ・チャンですが、サポーターの存在の素晴らしさなどについて語っています。
（ＥＣ）
３週間というもの、ただひたすらに回復に全力をあげてきたよ。
１日たりと休まずにね。
毎日メルウッドには、７時間から８時間はいるようにして、早い回復を期したんだ。
ビジャレアル戦に間に合って、本当によかった！と、思っているよ。
先発で行く！ということは、試合当日に言われたよ。
監督から「どうだ？いけそうか？」と訊かれたから、「いける！」って返事をしたよ。
もう痛みもないし、問題ないよ。
サポーターの存在は、信じられないものだった。
彼等とぼく達は、いつだって一体感を覚えているし、彼等と一緒に戦っているのだから、勝利して当然だよね！
アンフィールドの夜は、それはもう素晴らしいものだった。
サポーターの存在、つくりだしてくれる雰囲気は、本当に信じられないほどに素晴らしいものだよ。
大きな怪我から復帰したばかりの試合では、とにかく無理をさせず、徐々にプレイ時間を延ばしていく方法を通常採用すると思いますが、エムレ・チャンは９０分間、そのパフォーマンスに乱れが生じませんでしたね。
私としては、ビジャレアル戦のマン・オブ・ザ・マッチは全員！と考えていますが、エムレ・チャンの存在が輝いていたことは、間違いのないところ。
頼もしい中盤の要が戻って来てくれました。