かつてユルゲン・クロップがドルトムントを率いていた際には、主力の一人として活躍したネヴェン・スボティッチですが、彼にとって2015-2016シーズンは、文字通り不遇な年となってしまいました。
ブンデスリーガでの出場数が6試合という数字が、そのことを顕著にあらわしているかと思います。
そのスボティッチが、実質的な移籍志願とも受け取れる発言をしています。
(NS)
私はフットボーラーとして10年間を過ごしてきたが、昨シーズンほどプレイ機会が少ないことはなかったよ。
こういった初めて経験する状況を受け容れるには、時間もかかったんだ。
私達は、特筆すべきシーズンを送ったし、監督が全員を幸せに出来るわけではないことも、私としては理解している。
だけど私は、ベンチを暖めるためにフットボーラーになったわけではないんだ。
プレイしたいよ!
私はファイターだからね!
私は、心からクラブに感謝している。
チームに、そしてファンにね。
しかし、自分の将来について話し合わなければならないのは間違いない状況だね。
クラブが何を望んでいるのかを見る必要があるし、その中に私が入っているか?だね。
そうでないのならば、新しい道が開かれなければいけないよ。
ただ、私達はまだその段階までは行っていないんだ。
移籍の話題を見ると、ちょっと笑ってしまうね。
周りの人のほうが、私の将来に詳しいみたいだね。
1月の移籍市場の段階では、リバプールのセンターバックに負傷者が続出し、リバプールはスボティッチ獲得を急いだようですが、現時点では夏の補強候補として、さほど名前があがっているわけではありません。
ただ、今回のスボティッチの発言を受けて、移籍するならばユルゲン・クロップの元ではないか?という憶測が、再び浮上する気配もあります。
リバプールのセンターバック、その候補としては、ホッフェンハイム所属のニクラス・ズーレの名前も取り沙汰されています。
大型の若手として、今後も成長が見込めるズーレがファーストチョイスという噂もあります。
スボティッチの場合は、年齢的にもある程度完成されたプレイヤーだとも言えることでしょう。
リバプールの決断やいかに!ですね。
ただ、ひとつ思うのは、今年の1月の時点と今では、リバプールが置かれている状況は異なっているし、スボティッチが出たがっているから、ユルゲン・クロップが即座に獲りにいく・・・という展開には、必ずしもならないようにも思います。
そんな中、注目される点は、仮にドルトムントがスボティッチを放出可とした場合、その移籍金がいくらになるのか?という部分もあるかと思います。
場合によっては、かなり低い金額になる可能性も残っているかと・・・。