監督が交代するということは、プレイヤーにとって大きな影響があることだと思います。
とりわけ、シーズン途中での交代劇は、ある意味悲喜こもごもかとも。
ユルゲン・クロップがリバプールへやって来たことで、出場機会が減少した存在もあれば、才能を認められ開花したプレイヤーがいるのは事実ではないでしょうか。
デヤン・ロブレンにとっては、クロップが監督になったことは、間違いなくプラスに働いたようです。
サウサンプトンからリバプールへやって来た頃は、批判を浴びることもあったロブレン。
なかなか本来のパフォーマンスを発揮できずに苦しんだ時期もありましたが、クロップが監督に就任して以来、表情も豊かになったように見えるし、自信をもってプレイしているような印象を受けます。
そのロブレンが、クロップを讃えるコメントを発しています。
ここでは、ロブレンがExpressへ向けて語った言葉の一部を私なりに要約してお伝えしてみたいと思います。
(DL)
彼(クロップ)は完璧主義者であり、誰もが彼のようになりたいと欲しているよ。
トレーニングにおいては完璧を目指し、ピッチ上では100パーセントを発揮しよう!っていう気持ちになるんだ。
彼がタッチラインまで出て来る激しい姿を見ることは、何て素晴らしいのだろう。
本当に情熱的な人で、一緒になって試合に入っていることを示してくれるんだよ。
私が彼から教えてもらったことは沢山ある。
彼は、単に良い監督というわけではないんだ。
本当に良い人物だよ!
私が娘のことで問題を抱えていたとき、彼がオフをくれたことを決して忘れたりはしないよ。
娘は病気で病院にいたんだ。
手術も必要な状況だった。
それは、2月にアウクスブルクでのアウェイ戦がある時期だった。
彼は私に言ったよ。
「クロアチアへ行きなさい!娘さんと一緒にいてあげるんだ!」とね。
こんなにもしてもらったことは、プレイヤーとしても大きなことだったよ。
私は、彼の人柄をそのときに見たんだ!
娘さんの話。
ロブレンにとって、一大事が起こっていたのですね。
ロブレンとしては、クロップに心酔するに、もう十分過ぎる出来事だったことでしょう。
何か、私としても、ロブレンからとてもいい話を教えてもらったような気持ちになりました。
クロップの強さと情。
それは、ロブレンの胸の奥深くに刻まれ、生涯消えることはないのでしょう。
きっとロブレンは、クロップのためならば、どんなハードワークも惜しまない。
そんな心をしっかりと抱いているのではないでしょうか。