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ナサニエル・クラインが現代のフルバック(サイドバック)の役割について語る

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サウサンプトンからリバプールへとやって来て以来、常に活躍を続けているナサニエル・クラインですが、攻守両面に渡る貢献ぶりが印象的ですね。
先日の対サウサンプトン戦では、ダニエル・スタリッジがあげたクロスをヘッドであわせ、あと一歩で決勝点というシーンもつくって見せました。
あの位置にサイドバックが入っていたという事実が、今シーズンのリバプールにおける特徴をよく顕していると思います。

そのクラインが、現代におけるサイドバックについて語っておりLiverpoolfc.comに紹介されていますので、ここでは私なりに端的にまとめてみたいと思います。

クラインのコメントをご紹介する前に、先日この場でも書かせていただいたジェイムズ・ミルナーの言葉を一部引用してみたいと思います。

「今のレフトバックは、10年前とは違うんだ」
「さらに、ユルゲン・クロップによるレフトバックは、他の監督とではまったく違うよ」

(Nathaniel Clyne)
彼(ユルゲン・クロップ)は、フルバックが良いと思ったタイミングで自由に動くことを好むね。
その上で、固く守りなさい!ということで、これは試合に役立つよ。

役割が変わったんだ。
ぼくが試合をはじめた頃には、もっとディフェンシブだったよ。
ウィンガーに直面する役割だね。
それを止め、センターバックを助けるんだ。

今は、その役割も大きく変わり、フルバックに要求されるものは多くなっているんだ。

ライン上を素早くアップ・ダウンすることが求められるし、ウィンガーのように攻撃陣の助けとなる必要もある。
今は、ウィンガーも中へと入って行くし、もっと中へ!ということが求められているんだ。
それは、フルバックがライン上のすべてでプレイをするライセンスを与えられたということだよ。

ぼく達はソリッドにやってきたし、相手にゴールを狙うチャンスを与えないように後方を強化しているんだ。
また、攻撃を担うプレイヤー達は高い位置で強烈にプレスへ行くことが約束事だよ。
そうすることで、相手にチャンスをつくらせないんだ。

ぼく達がチーム全体で優位に立つことが、ディフェンス面において大きな助けになっているしね。

トレーニング(チームメイトと対峙するとき)では、非常に難しいよ。
ぼく達の攻撃的プレイヤー達は、ものすごく動くからね!

誰もが自信に満ちてボールを持っているし、誰もがトリッキーなんだ!
だから、とっても難しいよ。

後方から彼等を見ながら、ぼくはその助けになるようにやっていくのさ。
それは、とってもいいものだし、これからも続けていきたいね。

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クラインの言葉でも分かるように、やはりリバプールの特徴は、流動性ですね。
いろいろなプレイヤーが連携を保ちつつ、出入りを繰り返す。

そのとき、あいたエリアがあれば、後方から支援へと向かう。
逆に、後方を助けるために、前線のプレイヤーは全力でプレスをする。

これぞリバプールというところでしょうか。

昨シーズンの途中に、リバプールの監督へと就任したユルゲン・クロップ。
どうも、その目指すフットボールが実現する日は、想像より早く来るかもしれませんね。

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