ナサニエル・クラインが、マンチェスター・ユナイテッド戦への出場は難しいという状況が判明した際、まずユルゲン・クロップ監督は、ジェイムズ・ミルナーを右サイドバックへとまわし、左にはアルベルト・モレノを入れるシステムを考えたそうです。
しかし、下した決断は、トレント・アレクサンダー=アーノルドの抜擢。
ユルゲン・クロップとしては、「難しい決断ではなかった」そうです。
マンチェスター・ユナイテッド戦が終わり、ユルゲン・クロップは振り返りをしてくれていますが、その中でアーノルドに関して触れている部分に、私は注目してみました。
ここでは、Liverpoolfc.comが伝えているユルゲン・クロップのコメントの中から、アーノルドについて語っている部分をまとめてみたいと思います。
(Jürgen Klopp)
彼は、すごく良かっただろう!?
(マッチアップした)マルシャルは、プレミアリーグでも最も速いプレイヤーの一人だ。
はじめ2度の対峙では苦戦もしたし、慣れるまでに若干の時間が必要だったように見えたが、それからは素晴らしい出来映えだったよ!
周りにいるチームメイト達も彼をよく助けてくれた。
クライニーが欠場することとなり、まずはじめに考えたことは、ミリーを右へとまわし、アルベルトを左で起用することだったんだ。
しかし、一人の怪我によって2つのポジションを入れ替えることを私は選ばなかった。
トレントにプレイをさせることは、難しい決断ではなかったよ。
彼はそのレベルに達していたからね。
そして彼は今日、そのことを自分自身で証明して見せたんだ!
若手が育ち、ビッグマッチに登場してくるのは、率直に嬉しいものですね。
ナサニエル・クラインは、今シーズンまったく休養がなかったし、いつかはこういう日が来ることも分かってはいました。
オールド・トラフォードでの試合にティーンエイジャーを先発で起用するというのは、監督としても相当な度胸が必要だったと思います。
しかし、ユルゲン・クロップは迷わなかった。
プレイヤーを信頼すること。
これは大切なことだと思います。
信頼されたプレイヤーは、120パーセントの仕事をすることでしょう。
リバプール。
いいチームになってきたようです。
まだまだ、これから!ですね。
一方、今回のことで分かったように、サイドバックに関しては、左右を併せて考えたとき、現有戦力で戦い抜けるか?は、今一度検討はする必要がありそうです。
その検討の結果、トレントで行ける!という結論を出したならば、私は監督の判断を尊重したいと思っています。