移籍関係

ルーカス・レイバとリバプールとの10年間


ラツィオへの移籍が正式に決まったルーカス・レイバですが、やはり私はサヨナラという気持ちにはなりませんでした。
行ってらっしゃい!ありがとう!
ただ、それだけです。
本当に大切なものは、その存在に気づかない場合もよくあることだと思います。
ルーカスは、いて当然のような存在でした。

沢山の思い出が蘇ります。
リバプールというビッグクラブで、10年間もプレイをし続けるということは、言うは易く、実現するのは非常に困難なことではないでしょうか。
しかも、ブラジルからやって来た若者が、そのプレイヤー人生をかけたのですから。

ルーカスとの思い出のシーンを改めて振り返ると、どれだけ偉大なチームメイトやライバル達と一緒にやって来たかが分かります。
リバプールの10年間をずっと中で見て来た男ですね。

マージーサイドダービーがあるたびに、今でも語り草になっているシーン。
ダービーの日、ルーカスは文字通りスカウサーの魂を燃やしてきました。

こんなシーンもありました。
懐かしい日々。

こういうショットを見ると、いかにルーカスが長きに渡り、リバプールでの生活に根付いていたかを実感します。

レジェンドと歓びを分かち合うルーカス。
ひとつの時代が幕を閉じる日と言えるかもしれません。

時の流れ。
こういう日もありました。

レジェンド、キングと共に。
リバプールを代表するカリスマからも、スカウサーとして認められていることと思います。

南米出身のチームメイトと一緒に。
懐かしい思い出です。

好敵手。
強力な相手と対戦するときに、ルーカスは文字通り、仕事人ぶりを発揮してくれました。

ルーカスが、リバプールで一緒にやった監督達。
そのラストは、ユルゲン・クロップ監督となりました。

「私と彼が、監督とプレイヤーという関係でなければ、生涯の友になっていただろう」
ユルゲン・クロップ監督に、そう言わしめたルーカス。

ルーカス・レイバの10年間。

ありがとう。
グッドラック!

いつの日かまた、必ず会いましょう。

よく、スポーツマンを称して、記録より記憶に残る選手・・・という表現がなされますが、ルーカスもそうですね。
ただ、その記憶は浅いものではなく、コップ達の胸に刻まれ、これからも末永く語り継がれることでしょう。

ルーカスの幸運を。

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