マンチェスター・シティ戦を控えたユルゲン・クロップ監督の記者会見では、冒頭からフィリペ・コウチーニョに関する話題が多々出ておりました。
ユルゲン・クロップ監督は、とても良い話ができたこと、いいムードでトレーニングが出来たことなどを語っていました。
その上で、今回は監督の判断として、マンチェスター・シティ戦での起用は見送るとしています。
これまでの欠場と根本的に違うのは、現在での状況及び今後の試合スケジュールを考慮した上で、ユルゲン・クロップ監督自らがくだした決断であるという点ですね。
ユルゲン・クロップ監督が、記者会見で説明をした骨子は、概ね次のような内容です。
(Jurgen Klopp)
私達は、とても良い話ができたよ。
彼は、とても気持ちよくやっていたし、トレーニングは特によかったね。
だが、私は決断をする必要があった。
私達は、今後3週間で、7試合を戦わなければならない。
(コウチーニョが)ブラジルへ行く前には、3週間ほどトレーニングが出来ていなかったからね。
よって私は、マンチェスター・シティ戦のメンバーから、彼を外すことを決めたんだ。
そうすれば、しっかりとしたトレーニングの時間を4日、5日は取ることが出来るからね。
コウチーニョが、リバプールのチームトレーニングにずっと参加できていなかったことは事実としてあるし、急がせないという意味がひとつあると思います。
また、これは私なりの考えですが、前節のアーセナル戦で、非常にアグレッシブな試合を展開したこともあり、その勢いのままマンチェスター・シティ戦に臨みたいという発想もあったのではないでしょうか。
さらに、来週のウィークデーには、アンフィールドでのチャンピオンズリーグが組まれていますからね。(対セビージャ戦)
コウチーニョを戻すには、良いタイミングかもしれません。
チームメイトとのトレーニングから離れていたコウチーニョを、いきなりマンチェスター・シティ戦でメンバーに入れるよりもアーセナル戦での戦いぶりを継続したほうがベター。
おそらく、そういう考えもあったように、私には思えます。
いずれにしても、コウチーニョの実戦復帰が近いことは間違いないと思われます。