移籍関係

リバプールはディフェンス陣の補強を


チームの陣容を整え、その力を逞しくするためには、大きく分ければ、ふたつの方法があることでしょう。
第一には、若手の育成。
第二には、補強。
いずれも大切なことですが、効果が出る時間軸に違いがあることは確かだと思います。

チームの将来を見据え、長期にわたるチーム力強化を図るためには、若手の育成は必須事項。
一方、すぐにでも結果を出さなければいけない状況のときには、即戦力を他から連れてくる必要がある。

両にらみで、チームは運営されますが、リバプールに関しては、アカデミーはかなり充実してきていると思います。
今シーズンから、スティーブン・ジェラードもアンダーの監督に就任し、求心力も増すのではないかと、私は考えています。

さて、常に上位でフィニッシュし、何らかのタイトル獲得を期待されるのが、リバプールというクラブに課せられた命題であるとするならば、やはり来たる1月の補強は避けて通れないと思います。

チーム全体で守り、チーム全体で攻めるスタイルを標榜するリバプールですが、それでも局面、局面、あるいは1対1というシーンは、必ず生じます。
残念ながら、現在のリバプールは、最終ラインにミスが多いのも、否定はできないかと思う次第です。

どのプレイヤーにも愛着がある。
それを踏まえた上でですが、トッテナムとの試合における敗戦にあたっては、特にデヤン・ロブレンに批判が集中し、厳しい言葉を浴びせられているようです。

私なりに擁護ができるとするならば、痛みにこらえながらのプレイだったかもしれない?という部分でしょうか。
ただ、スタメンとしてピッチに立った以上、そうも言っていられません。

簡単に裏を取られたり、浮き球に対応する目測を誤ったりというシーンが目立ってしまったのも事実です。
ファーストハーフの早い時間帯で、交代を告げられたことは、センターバックにとって、屈辱でもあったことでしょう。

それでも、あのままデヤン・ロブレンをピッチに残した場合、何失点するのか?という不安があったのも事実。

また、目に見えないミスと申しますか、ラインコントロールなどで、呼吸が合わないシーンもあったかと思います。
これは、デヤン・ロブレン以外のディフェンダーに言えることです。

センターバック、サイドバック、ゴールキーパーと・・・。
リバプールは、今後どのような対処策を講じるか。

私の個人的な意見としては、1月に関しては、他のポジションを後回しにしてもいいから、ディフェンスの補強を優先してほしいと思っています。

センターバックは、ある意味必須かと。
サイドバックも重要なポジションだし、現状万全ではありませんが、人数的には、今のリバプールは多くを抱えている。
だとすれば、やはり最優先は、センターバックでしょうか。

ゴールキーパーに関しては、優れたプレイヤーが3人いるというのは事実。
しかし、どこまで理想を追い求めるか?ですが、「スペシャル」がいないとも言えそうです。

この部分をクラブとして、どう考えるか?ですね。

トッテナム戦は、リバプールが今後飛躍するために、改善すべき点を教えてくれた試合。
そう割り切って、今後に活かしましょうか。

リバプールのユニフォームを着ているプレイヤーひとり一人が、大切な財産です。
それを基本にしつつも、より強いチームをつくるための道程をしっかりと描きたいところです。

いろいろ改善すべき点はあるかと思いますが、あえてポイントをひとつに絞れば、やはりセンターバック。
何とか、1月には人的な面での強化を図りたいし、お願いしたいところです。

そして・・・諦めないことですね。

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