昨日のウェストハム戦は、敗れたことは勿論痛いことだったし、それ以上に試合内容の部分で、リバプールがいまだ進化し切れていないことを露呈してしまった感があります。
アンフィールドで、ウェストハムに敗れたのは、実に1963年まで遡りますので、52年間守ってきた不敗記録が破れたことにもなります。
半世紀ぶりの敗戦ですね。
また、この試合に留まらず、非常に厳しい状況になったのは、52分にフィリペ・コウチーニョが、2枚目のカードを受け、レッドで退場になったこと。
このことにより、コウチーニョは、9月12日に開催されるマンチェスター・ユナイテッド戦では、出場停止処分が課されます。
いまやコウチーニョは、リバプールの心臓とも言える存在だし、攻撃のバリエーションを生み出す能力、ミドルシュートを決める可能性を持っているだけに、ビッグマッチに臨むに、非常に厳しい状況になってしまいました。
リバプールへやって来て以来、コウチーニョは、レッドカードを受けたことはなく、昨日のウェストハム戦が初めての経験。
それだけ、フラストレーションも蓄積していたのでしょう。
ウェストハムを相手に、しかもアンフィールドでの試合で、3失点することも問題ですが、あまりにもゴールチャンスが少なすぎたことも事実だと思います。
どこかで、ダイナミックな変化を遂げない限り、昨シーズン言われた決定力不足という汚名から脱却することは出来ないとも言えそうです。
最悪の試合をしたときには、なるべく早く次の試合で挽回したい!と、プレイヤーもファンも思うものですが、タイミングも悪く、インターナショナル・マッチ・ウィークが入るため、2週間、試合はありません。
さらに、待っているのは、アウェイでのマンチェスター・ユナイテッド戦。
よほど、モチベーションを高める工夫をしないと、厳しいものになることでしょう。
攻守ともに、残念な内容になってしまったリバプールだけに、今後どう立て直すか?が、大切だし、ことユナイテッド戦に限っては、コウチーニョ抜きで、どう戦うのか?を、じっくり研究すべき事態になった・・・ということでありましょう。
何とも、手痛い敗戦ではありました。