チェルシーからリバプールへやって来た際、ダニエル・スタリッジは、本来希望していたストライカーのポジションを任され、その才能を開花させたと言っていいとおもいます。
特に、ルイス・スアレスとのコンビは、SASと呼ばれ、圧倒的な決定力を示したものでした。
ただ、ダニエル・スタリッジにとっての大きな課題は、怪我との戦いでした。
トルコのベシクタシュが、ダニエル・スタリッジ獲得に動いているとの報道は、以前からあったわけですが、Turkish Footballの記事を元にエコーが報じるところによれば、ベシクタシュのダニエル・スタリッジ獲得にグリーン・ライトが灯ったとされています。
リバプールにとって、あるいはダニエル・スタリッジ本人にとっても難しいのは、その契約期間が来年2019年の夏で満了になるという事実ですね。
このままダニエル・スタリッジを残せば、来年にはフリー・トランスファーになってしまう。
一方、リバプールが契約延長をしようにも、ダニエル・スタリッジのサラリーは、非常に高額だという部分も考慮しなくてはいけないことでしょう。
現状におけるダニエル・スタリッジの出場頻度や残した結果をみれば、サラリーに見合う活躍が出来ているか?と問えば、非常に残念なことに、そうではないとおもいます。
ただ、サラリーを減額しての延長オファーも、現実には難しいだろうし、リバプールとしては、この夏に決断を迫られることになるかもしれません。
おそらくリバプールは、新シーズンもロベルト・フィルミーノの才能を活かすような戦術をメインで組んでくることでしょう。
そうなると、ダニエル・スタリッジを起用するにしても、セカンド・チョイスになってしまう。
サラリーが高くなるというのも、時に難しい状況を生む場合がありますね。
ダニエル・スタリッジのほうから、サラリーを減らしてもいいから、リバプールに残りたいという申し出があれば別ですが、それも現実的ではないとおもいます。
ベシクタシュは、以前からダニエル・スタリッジを欲しがっているとされており、しっかりとした処遇で迎えてくれるならば、この話が進む可能性もゼロではないように感じます。
本来ならば、1月にローンで出た機会に、ダニエル・スタリッジは、本来の才能を見せつけておきたかったですね。
ローン先でも、怪我に悩まされるということになってしまった今、リバプールとしても、何らかの決断をする時期がきたのかもしれません。