リバプールの右サイドバックとして、本当によく働いていてくれたナサニエル・クラインですが、残念なことに昨シーズンは、怪我の影響で、ほぼシーズンを棒に振ってしまいました。
シーズン終盤には、数試合出場をしましたが、やはり本来のパフォーマンスを発揮するには、時間が足りなかっただろうとも思います。
さて、先日のチェスター戦で、ナサニエル・クラインは、ファーストハーフの45分間においてプレイをしています。
私としては、ナサニエル・クラインのコンディションが、かなり良い状態にある!と、みました。
右サイドから縦に突破するスピードが、絶好調時に戻ってきたと感じたのです。
2度、あるいは3度ほど、かなりの走力で、右サイドを突破していくシーンを見ることが出来ました。
リバプールの右サイドバックといえば、昨シーズンはナサニエル・クラインが不在だったこともあり、トレント・アレクサンダー=アーノルドとジョー・ゴメスの若手コンビでまわしていましたね。
そのことが、結果的に2人の成長、飛躍へと繋がったのですが。
ただ、ナサニエル・クラインが持っている豊富な経験は捨てがたいし、攻守のバランスも若手のお手本になることでしょう。
さらに、ナサニエル・クラインが、コンスタントに戦力として計算できれば、ジョー・ゴメスをセンターバックとして準備することもできる。
そのことで、もしジョー・ゴメスが、ファン・ダイクをお手本にして、センターバックとして開花したならば、リバプールにとっては非常にポジティブなループになると思います。
ナサニエル・クラインは、少なくとも先日のチェスター戦で、復活の兆しをはっきりと示して見せました。
昨シーズンの負傷組といえば、あとはアダム・ララーナの完全復活が待たれますね。
ワールドカップイヤーということで、今年の夏はイレギュラーな部分も実際あると思います。
その分、チームに残っているプレイヤー達にとっては、チャンスでもある。
ぜひ、実りある夏にしたいところです。