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ファン・ダイクとアリソンを得たリバプールはチームとして生まれ変わった


近年におけるリバプールはといえば、攻撃陣はスペシャルだが、センターバックとゴールキーパーがウィークポイントだとの指摘がありました。
しかし、リバプールは本年1月にサウサンプトンからオランダ代表のファン・ダイクを獲得。
さらに、この夏には、ローマからブラジル代表のゴールキーパー、アリソンを連れて来ることに成功しています。

この二人の加入は、実に大きな効果をもたらしていると思います。

アリソンに関しては、プレミアリーグ初挑戦であり、まだリバプールへやって来て間もないことから、これからどんどん良くなるでしょうが、それでも素晴らしいプレイぶりを見せてくれています。

何よりアリソンには、安定感と余裕がありますね。
あらゆる面で、安心して見ていられるゴールキーパーだと言っていいと思います。

また、特筆すべきは、そのキック。
ロングフィードも出来るし、アリソンがいることで、ディフェンス面のみならず、攻撃のオプションも明らかに増えたと実感します。

ファン・ダイクについて言えば、リバプールのプレイヤーとして、はじめて夏のプレシーズンを過ごし、ますます凄味を増して来ていると思います。

無敵のセンターバック!とさえ言いたいほどに。

ウィークポイントだと言われたポジションに、二人のワールドクラスのプレイヤーを連れて来たリバプール。
これは、ワンランクもツーランクも上のチームになったと言えそうです。

何より、最終ラインが安定することにより、中盤も前線も、更にプレイがしやすくなることでしょう。

あえて課題をあげれば、ファン・ダイクに休養を与えたいとき、その代わりとなるプレイヤーが、万全の状態でいることですね。
デヤン・ロブレンについては、まだ時間がかかりそうだし、そうなるとジョー・ゴメスとジョエル・マティプにかかる期待が高まります。

ジョエル・マティプが、本来のパフォーマンスを取り戻し、ジョー・ゴメスと健全なポジション争いを演じたとき、リバプールはより強くなる。
私としては、そう思っています。

ファン・ダイクとアリソン。
いまや、リバプールの看板と言ってもいいだけの存在感を示していると思うし、フロントスリーと共に、チームの顔となっていく予感がします。

頼もしいですね。

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