3-1で敗れたマンチェスター・ユナイテッド戦ですが、冷静に振り返ってみれば、決してユナイテッドのパフォーマンスが良かったわけではないと、私は思っています。
それでも、ああいった結果になってしまったところに課題があるし、根本的に戦術を見直す必要性を感じます。
ある程度予想されたことですが、各メディアは、ブレンダン・ロジャーズの立場が厳しくなったことを強調し、レジェンド達からも批判の声があがっています。
まず、スーネスは、そもそもブレンダン・ロジャーズは、プレイヤーが長所を発揮できる適切なポジションでプレイさせていないと、指摘しています。
具体的な例としては、フィルミーノとイングスに与えられた役割について言及し、もっと彼等の良さを活かせる起用法をすべきだ!と、采配に疑問を呈しています。
また、キャラガーは、イングスを起用するならば、ツートップにし、中盤はダイヤモンド型にすべきだった!と主張し、あれではベンテケの助けになるプレイヤーもできないと指摘しています。
「私は、イングスをワイドに置いたことが理解できないね。あれではベンテケを助けられないではないか!」
策士、策に溺れるという言葉がありますが、あまりにマニアックにポジションをいじってしまうと、本来もっている各プレイヤーの長所を潰してしまうということ・・・。
簡単に言えば、そういうことなのでしょう。
レジェンド達のコメントを見ていると、各プレイヤーの質の問題というより、起用法、システム採用法に、大きな間違いがある!という認識をもっているようです。
さて、リバプールはこれから、どこへ向かってゆくのでしょうか。
ブレンダン・ロジャーズへの逆風は強まり、相当厳しい立場に置かれたことは事実だと言ってよさそうです。