自伝を出したことで、ここ数日、スティーブン・ジェラードにまつわる話題が、海外メディアを賑わせています。
いろいろな話を語ってくれていますが、やはりリバプールを去るということが、自分にとっての大きな区切りと考えたからこそ、自伝を発刊したのでしょう。
ジョゼ・モウリーニョが、ずっとスティーブン・ジェラードをほしがり、ラブ・コールを送り続けたという話は有名で、以前この場でもご紹介しましたので、割愛しますが、モウリーニョ曰く、「彼はイエスと言わなかったよ」とされるように、ジェラードは、リバプールという街、クラブを離れることだけは出来なかったようです。
それでもジェラードは、モウリーニョの元でプレイしたい!という願望はもっていたそうで、「ジョゼが、リバプールの監督になってくれたら一番よかったんだ」と、語っています。
また、ジェラードは、2度ほどモウリーニョがリバプールの監督になる可能性があった・・・ともし、「素晴らしい監督になっていただろうね」と、実現しなかった過去に思いを馳せています。
一方、監督といえば、ジェラードは、これまで一緒にやった人々とは、今でも電話をしたりと、いい関係を続けているそうです。
ただ一人の例外を除いては・・・。
その例外というのが、かなり意外な人物です。
ラファエル・ベニテスだそうです。
ジェラードは、ベニテスとは、プロフェッショナルとして、一緒に仕事をしたが、人としては付き合えない・・・という趣旨のことを言っています。
これは、私としても、かなり意外でした。
どうも、ジェラードは、第一印象から、ベニテスとは人と人としての付き合いはできないと直感したようです。
ジェラード自身、ベニテスは、人としての私を好きではなかったんだろう・・・ということまで言っています。
そんなベニテスの元で、ビッグイヤーを掲げたわけですから、本当にプロの世界とは、複雑かつ奥深いですね。
リバプールのキャプテン、スティーブン・ジェラードの自伝。
出来たら、自分で意訳したいところですが、その頃には、もう日本でも発売になっていることでしょう(笑)
スティーブン・ジェラードには、リバプールでの第二章が待っていると、私は思っています。
それは、監督としてかもしれません。
どんな形かは、今の段階では予想できませんが、必ずアンフィールドへ戻って来る。
そういう星のもとに生まれた男ですから。