ヨーロッパカップ戦

ダニエル・スタリッジに見る意識改革


ダニエル・スタリッジのことを書いてみたいと思います。
近年、ずっと怪我に悩まされてきたわけですが、今シーズンはここまで良いコンディションをキープしており、チームに貢献をしてくれていますね。
私は、プレシーズンの冒頭から、ダニエル・スタリッジのプレイスタイルに変化が生じていることを感じてきました。

以前のダニエル・スタリッジであれば、ワイドで起用されれば、自分は中央でプレイをするタイプだと言っていたと思います。
しかし、今シーズンのプレイぶりを見ていると、時に下がった位置にポジションを取り、スルーパスを狙う姿が目立ちます。

また、ワイドに開いて、相手の陣形を外から崩していこうという姿勢も見えるのではないでしょうか。

この傾向は、最初のプレシーズンマッチから見えていたと、私は思っています。
ダニエル・スタリッジの中で、何かが吹っ切れた、あるいは生まれたのでしょうか。

倒されても、すぐに起き上がりますしね。

チャンピオンズリーグ・グループステージのレッドスター戦では、73分にモハメド・サラーと交代し、ピッチに入ったダニエル・スタリッジ。
その7分後には、ビッグチャンスが訪れます。

ジョルジニオ・ワイナルドゥムの縦パスを受けたダニエル・スタリッジは、彼の能力ならば、シュートを狙えたことでしょう。
しかし、ダニエル・スタリッジが選択したのは、サディオ・マネへ繋ぐこと。
ここに、フォア・ザ・チームの姿勢が顕著に見えます。

特に、試合途中からピッチに入ったストライカーとすれば、どうしても結果を出したい!と思うあまり、無理にでもシュートに行くことは、ままあると思うのです。
そこをダニエル・スタリッジは、冷静に判断をした。

現状でのダニエル・スタリッジは、リバプールのスーパーサブ的役割を果たしていますが、その貢献度は、極めて高いと私は思います。

ダニエル・スタリッジが、これまでの経験を経て、怪我の歴史を続けて来た中で、新しい境地へと至ったか。

このまま良いコンディションを維持して、素晴らしいシーズンにしてほしいと、心から期待します。

がんばってほしいですね。

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