先日のマンチェスター・ユナイテッド戦で、ワンダフル・ゴールを決めたクリスティアン・ベンテケですが、あれはまさに、ベンテケの個人的才能とストライカーとしての本能であり、チーム全体としてベンテケを生かしていたか?と、問われれば、否と答えざるを得ません。
まぁ、あのユナイテッド戦は、試合内容的には、あまりにも寂しいものでしたからね。
試合終了直後の感想でも書きましたが・・・
・負けないように
・セーフティーに
という姿勢が強く出過ぎて、中盤もラインをあげず、ベンテケは、海に浮かぶ孤島のようにポツーンと一人寂しそうでした。
そんな状況を憂いてか、レジェンド、フィル・トンプソンが、「ベンテケには、もっと前線でのサポートが必要だ!」と、語っています。
(PT)
私は、彼(ベンテケ)に対するサポートが、十分ではなかったと思うよ。
コウチーニョがいれば、その役割が出来るけどね。
たとえば、スアレスとスタリッジがいたときは、実に近い位置でプレイできていた。
あの試合では、ダニー・イングスは左にいたし、ロベルト・フィルミーノは右だ。
それじゃぁ、ベンテケへのサポートは、十分にはできないよ。
もし私ならば、ダニー・イングスを起用するとしたら、彼に最も適したストライカーのポジションでやらせるね。
あるいは、少なくとも、ベンテケの近くでプレイできるようにするよ。
プレイヤーの良さを活かしていないよ。
そのプレイヤーが、最も実力を発揮できる最善の位置でやらせる必要があるんだ。
もし、日曜日のノリッジ戦で、ベンテケと共に、ダニエル・スタリッジがスタートから出られるのなら、コウチーニョと共に、ベンテケの近くに配置すればいい。
それが、私達にとって、最善の方法だね。
トンプソンも言っていますが、スタリッジが、おそらくもうすぐ戻って来られる状況かと思います。
私は、そのことも踏まえた上で、ベンテケとイングスをユナイテッド戦では、トップに並べてくると予想していたのですが・・・。
ユナイテッド戦での試合運びは、多くの批判を受けていますが、それも致し方ないほどの内容だったと思います。
自分がしてきたことを全否定するのは、人間として実に難しいことですが、マンチェスター・ユナイテッド戦での敗北から学び、大胆に発想の転換をしてほしいところです。
それが出来たとき、また新しいスタートラインが、見えてくるのではないでしょうか。