移籍関係

ロジャーズを追い詰めるクロップの姿なき影

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ブレンダン・ロジャーズの去就問題で、いまや多くのメディアが、「後任は誰か?」という論調の記事を書いています。

まず、はじめに書いておくと、表面的には、リバプールとユルゲン・クロップが接触した事実はないとされています。

それでも、頻繁にクロップの名前が出てくるのは、ファンの多くが、その就任を望んでいるということも、背景にあるのでしょう。

各メディアによって、表現のニュアンスには多少の違いはありますが、私が気がついた中で、典型的なパターンを一部ご紹介してみたいと思います。

その前に、現実問題として、今シーズンのリバプールが出している結果について、振り返ってみたいと思います。
プレミアリーグでは、最近4試合で勝利なし。
ヨーロッパリーグではドロー。
キャピタルワンカップでは、PK戦で勝ち上がりはしたものの、試合結果として残るのはドロー。

ということは、今シーズンの公式戦で、6試合連続勝利がない・・・という現状となります。

リバプールというクラブにとっては、ある意味、あってはならない事態だと言えるかもしれません。

ファン達のフラストレーションは、爆発寸前で、土曜日に開催されるアンフィールドでのアストン・ヴィラ戦では、ブレンダン・ロジャーズに対し、抗議行動を呼びかける動きも出ています。

今の段階で、ロジャーズに同情する点があるとすれば、ファンの批判を一身に受けてしまっていることでしょうか。

ただ、ここまでの状況になってしまった中で、何ら手を打たないでいれば、やがてファンの不満は、FSGにも向いていくことでしょう。

さて、メディアの話ですが、論調としては、ロジャーズ解任を前提とした記事が多いのは事実かと思います。

そこで、引き合いに出されているのが、ユルゲン・クロップであり、ここへ来て、過去にクロップの代理人が語った言葉が、クローズアップされています。

「プレミアリーグは、とてもエキサイティングだよ!」
「私達は、トップ4のクラブだけを考えているわけではない、他にも偉大なクラブがあるからね」

上記の言葉を引用しつつ、「クロップは、プレミアリーグでの指揮に興味を持っている」という結論を導き出している状況です。

監督人事がどうなるのか?
それを予想するのは、実に難しい作業ですが、私なりに考えると、山となりそうなタイミングが、直近では2回あると思っています。

まずは、急転直下、アストン・ヴィラ戦前に代えてしまう。
次に、マージーサイドダービーのタイミング。

仮に、マージーサイドダービーもロジャーズが指揮をとり、それなりの結果を残すようだと、監督交代説も、ややトーンダウンするかもしれません。

ただ、ここまで大暴落してしまったファンの信頼を取り戻す作業が容易ではないことは、クラブのフロントも理解してはいることでしょう。

いずれにしても、もし監督を代えるならば、ヨーロッパの舞台を知り、実績を残している人物にしてほしいですね。
それだけは、譲れない一線かと思います。

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