プレミアリーグで首位を走っているリバプールですが、あえて不安要素をあげるとすれば、ディフェンスラインに負傷者が続いていることでしょうか。
右サイドバックのトレント・アレクサンダー=アーノルドについては、比較的早く復帰できそうな情報がありますが、センターバックのジョー・ゴメスとジョエル・マティプに関しては、まだしばらくは離脱が見込まれています。
過密日程を乗り越える中には、アーセナル戦、マンチェスター・シティ戦も入っているわけで、リバプールとしてはチームの総力をあげての踏ん張りどころだと言えそうです。
さて、センターバックですが、いわゆるシニアのプレイヤーとしては、ビルヒル・ファン・ダイクとデヤン・ロブレンの二人のみという状況になっています。
また、デヤン・ロブレンの場合には、決して怪我が少ないタイプではないし、あくまで私の印象ですが、よく風邪をひくことがあったと・・・。
万が一、デヤン・ロブレンを起用できない事態になった場合ですが、リバプールが打つ手としては、大きく分けて、ふたつの考え方があると思います。
ひとつには、アンダーのチームから若手を抜擢すること。
もうひとつには、別のポジションからコンバートすることですね。
そんな中、ユルゲン・クロップ監督の発言をエコーが報じており、ファビーニョがセンターバックの役割をも担うため準備をしているとのこと。
何かあったときのために待機している状態だそうです。
ユルゲン・クロップ監督は、今現在、センターバックのオプションがないことを率直に認めつつ、こんな発言もしたとされています。
「だが、ファビーニョはセンターハーフ(センターバック)でも上手くプレイ出来るよ。それはいいことだ」
しばらく前のことを思い出すと、ユルゲン・クロップ監督は、やはりアンカーが本職のルーカス・レイバをセンターバックとして起用していた時期がありましたね。
くしくも、同じブラジル人・・・というのは、偶然だと思いますが。
ファビーニョの場合には、身長が188cmあり、高さでは問題ないと思います。
足元の巧さは、勿論オッケー。
あとは、最終ラインとしての動きを会得することや、肉弾戦での強さを見せられるかにかかってきそうです。
リバプールとしては、ファビーニョにセンターバックを任せなくても凌げることが一番でしょうが、ファビーニョがセンターバックをどんな風にこなすのか?
ちょっぴり見てみたい気もします。
デヤン・ロブレンが怪我などをせず、問題なくプレイが出来れば、それに越したことはありませんが、チームとしてのリスク管理は怠らない。
そういうことかと思います。