リバプールのディフェンスラインについて書いてみたいと思います。
昨シーズンまでのことを思い出すと、攻撃は一流だが守備に課題があると多々指摘されてきました。
しかし、今シーズンのリバプールは、確実に守備力を向上させており、そのことは数字的にも立証されています。
失点の少なさ、クリーンシートの多さ。
まず、私なりに思うには、ファン・ダイク効果が、かなり浸透しているのではないかと。
ジョー・ゴメスも成長したし、ジョエル・マティプ、デヤン・ロブレンにもプラスの効果が見て取れます。
次に、両サイドバックはどうでしょうか。
トレント・アレクサンダー=アーノルドとアンドリュー・ロバートソンは、攻守に活躍をしており、アシストの多さは特筆すべきかと。
時には、両サイドバック間のパス交換さえも見せるコンビネーション。
この両サイドバックは、まだまだ若いし、今後のことを考えても実に心強いものがあります。
センターバックでは、4人それぞれに個性があり、違う部分で強味を持っていますが、ジョー・ゴメスが帰ってくると、スピードという部分で、大きなアドバンテージを握りますね。
現代フットボールにおいては、ディフェンダーにもスピードが求められるし、単純な走力という面で語っても、リバプールのバック4は速い。
さらに、この4バックの背後には、ワールドクラスのゴールキーパーであるアリソンが控えています。
リバプールのディフェンスが、どれだけ充実してきたかが伺い知れるというものです。
私の場合は、どうしてもリバプール贔屓で物事を考えてしまいますが、客観的に第三者が見ても、リバプールのディフェンスラインはプレミアで最高!と、呼ばれる日が近づいていると思います。
また、リバプールが貴重なチームである由縁のひとつには、最終ライン4人のうち、3人が英国系の若者だということですね。
今時、英国系のレギュラークラスをこれだけ揃えているチームは珍しくなってきていると思います。
近い将来、ここに例えばオランダの血が加わるのか?
それは分かりませんが、欲を言えば、両サイドバックのスペアが必要でしょうか。
期待される若手もいるし、その成長に期待するか、即戦力を取るか。
確実にタイトルを狙いに行くならば、やはり本職のサイドバックは、更に必要かもしれません。
ディフェンスを観ていて楽しめるという事実は、思えば希有なことではないかと。
リバプールは、そんなチームになりつつありますね。
前述したように、最終ラインには若いプレイヤーが多く、これからの成長が期待されます。
プレミアリーグで最高のディフェンスライン。
その称号を得る日も近いように思います。
楽しみですね。