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あれから2年 モハメド・サラーがリバプールのプレイヤーとなった日

Mohamed Salah


ローマでの活躍に目をつけたユルゲン・クロップ監督がリバプールへモハメド・サラーを連れて来たのは、今からちょうど2年前、2017年6月22日のこととなります。
イタリア時代からモハメド・サラーはブレイクをしていましたが、リバプールのプレイヤーになったことで、俄然ゴール数が増え、世界から注目されるタレントになったことも事実かと思います。
純粋なウィンガーというよりも、中央へも切り込んで行く自由を与えられたモハメド・サラーは、縦横無尽にピッチを疾駆するようになっていきます。

モハメド・サラーのリバプール入りが決まった際、ユルゲン・クロップ監督は、「バーゼル時代から注目していた」と、コメントをしていました。
バーゼルにモハメド・サラーがいたのは、チェルシーに加入する前のこととなります。

サディオ・マネのケースでもそうでしたが、ユルゲン・クロップ監督は、若手のことをよく見ていますね。

モハメド・サラーが、多くのゴールを決めるようになったのは、本人の才能もありますが、やはりその起用法に理由があったと、私は思います。
それを可能にしたのは、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネという流動性に対応できるチームメイトがいたから。

この3人が、頻繁にポジションチェンジを行うことで、相手ディフェンスは攪乱されることに。
思えば、素晴らしいスリートップになったものだと実感します。

モハメド・サラーのリバプール入りが決まった時、ユルゲン・クロップ監督は、次のような言葉を発していました。

彼と彼の家族をリバプールのファミリーとして歓迎したい。
モハメドは、その経験値と可能性を完璧なほどにもっているよ。
私達にとって、本当に素晴らしいサインになったね。
彼は、プレミアリーグを知っているし、チャンピオンズリーグにも出場している。
彼の国においても、最も重要なプレイヤーだしね。
イタリアでの彼の成績は傑出したものだったし、彼は私達のチームを強化するための資質を備えているよ。
私は、彼がバーゼルでやっていた時期から注目をしてきたんだ。
いまや、本当に素晴らしいプレイヤーとして成熟してきたね。

リバプールへ加入し、2シーズン続けてのゴールデン・ブーツを授賞。
さらに、本人の夢であったチャンピオンズリーグのタイトルも獲得しました。
まだまだ、伸びて行けるプレイヤーだと思うし、新シーズンでの活躍が楽しみです。
モーの例で顕著なように、ユルゲン・クロップ監督が目をつけているタレントは、何かを持っている。
それを考えると、若手の発掘などにも興味がわいてきます。
さて、この夏、リバプールは誰を連れて来るのでしょうか。

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