先ほど、フレンドリーマッチとして開催されたリバプール対ナポリ戦が終了しました。
試合は、0-3のスコアでナポリの勝利となっています。
この時期にあたり、スタメンのチームが攻守にピリッとしなかったことは非常に気になりますが、光明も見えましたので、そのへんも併せてまとめてみたいと思います。
リバプールが失点をしたのは、17分、29分、52分のこと。
いずれもスタメンのチームが喫したものです。
気になるのは、失点の仕方でした。
どれもリバプールの右サイドを起点にされたものであり、そこに出来たスペースを突かれてシュートへ持ち込まれてしまうところが目立ってしまった感があります。
右に出来たスペースにボールを運ばれ、二枚のセンターバックは、じりじりと下がらざるを得ず・・・という光景でした。
トレント・アレクサンダー=アーノルドが高い位置を取るのであれば、誰が空いたエリアをカバーするのか?
そのへんの意識共有が必要なように思ったところです。
ファーストハーフに関しては、ほとんど見るべきところがなかったと言っていいと思いますが、セカンドハーフ開始冒頭は、リバプールのテンションが上がり、特にポジションを左へ移したアレックス・オックスレイド=チェンバレンが、アグレッシブに行っていたことが見てとれました。
私としては、以前から書かせていただいたとおり、今日の試合ではディフェンスに注目をしていたので、多々課題を残したと思うし、右サイドを狙われた部分は、早急に改善したいですね。
リバプールですが、何度かに分けてメンバーを入れ替えています。
まず、交代したタイミングと顔ぶれを書くと、次のとおりです。
(62分)
Out:ジョーダン・ヘンダーソン、ジョエル・マティプ、アレックス・オックスレイド=チェンバレン、ディボック・オリギ
In:アダム・ララーナ、デヤン・ロブレン、ライアン・ブリュースター、ハリー・ウィルソン
(73分)
Out:アンドリュー・ロバートソン、トレント・アレクサンダー=アーノルド
In:キ=ヤナ・フーバー、ジョー・ゴメス
(78分)
Out:ファン・ダイク、ジェイムズ・ミルナー、ジョルジニオ・ワイナルドゥム、ファビーニョ
In:セップ・ファン・デン・ベルグ、アダム・ルイス、ハーヴェイ・エリオット、ボビー・ダンカン
3失点を喫したメンバーだけの試合を観ていたら、フラストレーションを抱えたファンも多かったことと思います。
ただ、交代で出て来たプレイヤーは、見るべきところもあったし、特にリバプール入りが決まったばかりのハーヴェイ・エリオットが、ピッチインと同時に、いきなりテクニックを見せつけたところは、わくわく感がありました。
ハーヴェイ・エリオットは、やはり右ワイドにポジションを取り、中を伺う役割でしたが、非常に上手いし、ハートも強い印象を受けたところです。
何かを持っている存在感もあるし、これは面白い存在になる予感がします。
ぜひ積極的に使ってほしいですね。
ハリー・ウィルソンも良い仕掛けをしていたし、アピール出来たのではないでしょうか。
また、私なりに、今日の試合におけるリバプールのベスト3をあげるならば、前述したハーヴェイ・エリオットに加え、ハリー・ウィルソン、ライアン・ブリュースターを選びたいと思います。
戦う姿勢、ファイティング・スピリットを感じることができました。
スタメンで出場したメンバーよりも、途中から出て来たプレイヤーの方がよい戦いをしたというのは、この時期にあって、手放しでは歓べませんが、残った日数を有意義に使って、コンディションを向上させたいですね。