ロベルト・フィルミーノのことを書いてみたいと思います。
よく言われるのは、ロベルト・フィルミーノは、数字に表れない貢献度が高いということですね。
私も、まったくそのとおりだと考えています。
今回は、その中でも、ボビーのポジション取りについて触れて見たいと思います。
ボビーが、ストライカーポジションを担当するときですが、相手ゴールキーパーのボールでリスタートをする際、まず繋ぎたい中盤のプレイヤーがいるものではないでしょうか。
いわゆるプラットフォーム的な役割を果たす存在です。
ボビーは、そのラインを非常に上手いポジションを取ることにより消していますね。
分かりやすい具体的な例をあげれば、チェルシーにおけるジョルジーニョです。
ジョルジーニョは、プレミアリーグへやって来た当初は、かなり評価が高かったものの、徐々に各チームが対策を会得していったように思います。
リバプールであれば、相手ゴールキーパー、あるいはディフェンスラインが、ジョルジーニョへボールを渡せないように、巧みな動きとポジション取りで、ボビーがそのラインを消しに行っています。
ジョルジーニョが消されれば、チェルシーの展開力にも影響が出て来る。
これは、あくまで一例で、他のチームと対戦をするときにも、ボビーはそういった献身的な動きをよく見せています。
ボビーを語るとき、その攻撃力に触れるだけでは不十分であることが、ここからも明らかです。
さて、週末のアーセナル戦。
相手のリスタートの際、ボビーがどんなポジションに立ち、展開の芽を摘んでいくか。
私は、そこに注目したいと思っています。
高い位置からのディフェンスは、リバプールが得意とすることだし、このディフェンスという定義には、パスを出させないという初動のプレイも含まれると私は思います。
アーセナルの展開力を封じ込む。
いろいろな意味で、ボビーには期待をしているし、必ずやってくれると、私は確信しています。
リバプールにとって、ボビーの存在は、攻守両面において輝くものではないでしょうか。