リバプールの指揮官ユルゲン・クロップ。
チャンピオンズリーグを制覇し、次なる目標は悲願のプレミアリーグのタイトルですね。
リバプールとの現行契約が満了となる時に、ユルゲン・クロップ監督がどうするのか?
それは、まだ先にならないと見えて来ないと私は考えています。
ただ、今のタイミングで契約延長にイエスと言っていないのは、おそらく今後におけるクラブのこと、自信のことを深く思慮してのことでありましょう。
『出処進退』という言葉がありますが、ユルゲン・クロップという人は、地位にしがみつき、手放さないタイプではないように思えます。
そのユルゲン・クロップ監督が、自分がリバプールを去った後の監督のことについて触れています。
これは、ユルゲン・クロップ監督がFourFourTwoへ向けて語ったもので、ここではその一部で恐縮ですが、ポイントをピックアップして、私なりにまとめてみたいと思います。
ケニー(ダルグリッシュ)とスティービー(ジェラード)は、最初の日から大きなサポートをしてくれたよ。
第二に、監督としての私の立場は、周りの人々とは関係がない。
もし、リバプールが明日、私を解任するならば、そのときには、おそらくケニーがファースト・チョイスだろうね。
だが、彼等は多分グラスゴーからスティービーを連れて来ようとするだろう。
誰が、私の後を継ぐべきかと問われたならば、私はスティービーだと言うよ。
私は、出来る限り彼の助けになる。
この仕事のすべてを与えるに十分な年齢に私は達している。
私は天才ではないし、完璧でもない。
だが、私はクラブのために100パーセントを捧げるよ。
それにより十分であれば素晴らしいことだし、そうでなければ問題のある状況ということだね。
今回の発言の中で、ユルゲン・クロップ監督は、繰り返し、自分は天才ではないという言葉を使っていましたが、助けになることを厭わないということも繰り返していました。
FourFourTwoは、その見出しにおいて、「スティーブン・ジェラードが取って代わるべき」だとユルゲン・クロップが言ったというような文字を打っています。
スティービーが、自分の後を継いでリバプールの指揮官になるならば、出来る限りの協力、助けは惜しまないとしたユルゲン・クロップ監督。
私の記憶が間違っていたら申し訳ないのですが、たしかユルゲン・クロップ監督とリバプールとにおける契約期間、それはスティーブン・ジェラード監督とレンジャーズとの契約期間と同様だったと思います。
そこを大きな区切りだと、ユルゲン・クロップ監督は考えているのか。
しかし、まだ先々を考えるには早いですね。
まずは、リバプールがプレミアリーグを制覇し、ヨーロッパの覇権を握り、ユルゲン・クロップ監督の集大成を成し遂げ、その後継がスティービーであれば、これほど嬉しいことはありません。