マンチェスター・ユナイテッドとの試合が近づくと、熱くなる男がいます。
その一人がディルク・カイト。
伝統の一戦を前に、今年もディルク・カイトがコメントを寄せています。
以前、シャビ・アロンソも同様のことを言っていましたが、ディルク・カイトに後悔があるのは、リバプールでプレミアリーグのタイトルを獲れなかったことだといいます。
ディルク・カイトが、リバプールに在籍していた時期では、2008-2009シーズンが最も優勝に近づいた年でした。
リバプールは、勝ち点86で2位。
最後まで、マンチェスター・ユナイテッドとデッドヒートを演じたところです。
その思い出を振り返りながら、ディルク・カイトは、ユルゲン・クロップに率いられた今のチームは、当時の私達より良いチームだという趣旨のことを語っています。
これは、ディルク・カイトがLiverpoolfc.comへ寄せて話したもので、その中でディルク・カイトは、たとえばこんなことを言っています。
私達は、成功に非常に近いところまで行った。
さらに一歩先へ行くために、何か小さなことを逃したんだ。
スティービーとキャラ、マスチェラーノ、トーレスといったプレイヤーがいたし、他にもとても良いプレイヤー達がいたよ。
私達は、何かほんのちょっとしたことで逃したんだ。
クロップが創り上げたチームを見ると、毎回進化していることが分かるね。
プレミアリーグでも成功を収めるように見えるよ。
私達のチームは良かったが、更なる一歩が足りなかった。
このチーム(クロップのチーム)には、やってほしいね!
なぜかといえば、私の意見では、今のチームは、私達のチームよりも優れているからだよ。
リバプールとユナイテッドのライバル関係は、常に感じることが出来るだろう。
私達は、リバプールの街に住む人々にとって、リバプールとエバートンのダービーが重要であることを知っているよ。
でも、リバプール対ユナイテッド、あるいはユナイテッド対リバプールは、イングランドで最も大きな試合のひとつだし、私はそこでプレイをすることを愛した。
多くの良い結果も得られたしね。
私にとって最高だったのは、ユナイテッドを相手にハットトリックを決めたことであり、FAカップで倒したことだよ。
こういった試合を私は心から楽しんでいたんだ。
私は、試合を観ることが、いつも楽しみで仕方ないよ。
今、リバプールのプレイを観ることは、絶対的な歓びだからね。
これらの試合(リバプールの試合)は、他のどんな試合よりも興奮するね!
ディルク・カイトが、マンチェスター・ユナイテッドからハットトリックを達成したのは、2010-2011シーズンのことでした。
記録を残すことも大切ですが、ディルク・カイトのように記憶に残るプレイヤーというものがいるものです。
リバプールファンは、たとえばエバートン戦に強かったり、マンチェスター・ユナイテッドを相手に好パフォーマンスを見せるプレイヤーを愛します。
ディルク・カイトもその一人。
ユルゲン・クロップが築いたチームは、自分達に少しだけ欠けていたものも乗り越えて行けるという趣旨の発言をしたディルク・カイト。
何より、エキサイティングという意味において、リバプールの試合は面白い!
そういうディルク・カイトの期待に応えたいですね。
今回の対戦は、順位こそ大きく違えど、リバプールは全力で倒しに行くことでしょう。
首位の貫禄、ヨーロッパチャンピオンのプライドを見せつけたいところです。