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貫禄さえ漂わせるようになったトレント・アレクサンダー=アーノルド

Trent Alexander-Arnold


地元出身、スカウサーとして知られるトレント・アレクサンダー=アーノルド。
必然人気は高く、リバプールの将来を担う若手として、大きな期待を背負っています。
若くして、トレント・アレクサンダー=アーノルドは、先日のアストン・ヴィラ戦で、リバプールでの公式戦出場100試合を達成しており、チームに欠かせない存在になっているのも事実です。

トレントが、ファーストチームと行動を共にするようになった頃、いつもベンチでベン・ウッドバーンと並んでいたことが思い出されます。
あの頃は、少年というイメージがありましたね。
それがいまや、堂々たるもので、貫禄さえ漂わせているように、私には思えます。

最近の試合を振り返ってみると、プレミアリーグ第10節のトッテナム戦では、トレントの右足が炸裂したものでした。
大きなサイドチェンジ、クロス、さらにミドルシュートと、凄味さえ感じたものでした。

続く第11節のレスター戦では、90+4分のこと、質の高いコーナーキックを蹴り、サディオ・マネの決勝ゴールを演出しています。
このアストン・ヴィラ戦でも、トレントの試合に臨む態度は、実に素晴らしいものだったと、私は受けとめています。

なかなかゴールが奪えず、このままでは勝ち点を落とす。
そんな状況下にあっても、トレントは集中力を切らしておらず、冷静に正確なキックを蹴った。
メンタル面でも、おおいに成長した証だと感じます。

リバプールには、左サイドバックにアンディ・ロバートソンがおり、このコンビは絶妙且つ最強にさえ思えてきます。
既に、ヨーロッパの大舞台も経験したトレント。
これからどこまで伸びて行くのか。
その将来が楽しみです。

順調に成長を続けて行けば、やがてリバプールのキャプテン候補として呼ばれるようになる日も来ることでしょう。
頭角を表した頃から、そのスピードには定評があったトレント。
いまや、右足から放たれるキックは、相手に脅威を与えるリバプールの武器になっています。
プレイヤーとしてのスキル向上と同時に、メンタル面での成長も見逃すわけにはいきません。
本人は、スカウサーであり、生涯リバプール!という気持ちでいるようだし、今後益々ファンの期待を背負って行くことになりそうです。

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