ファビーニョが、モナコからリバプールへとやって来たのは、昨年夏のことでした。
現役ブラジル代表の獲得とあって、大きな期待をもって迎えられたわけですが、リバプールでのスタートは決して簡単なものではなかった。
出場機会に恵まれず、時にはベンチにさえ入れないことがあったのは事実です。
しかし、シーズン途中からファビーニョはリバプールのアンカーとして重用されるようになり、いまやレッズに欠かせない主力となっています。
ユルゲン・クロップ監督が、急がせず、じっくりとイングランドのスタイルに馴染ませてきたということだと思います。
ひょろりとした体躯にも見えるファビーニョですが、フィジカルコンタクトにも強さを発揮し、相手の攻撃を潰す役割も担っており、攻撃面でも大きな貢献を果たしていますね。
本来、テクニックに優れたプレイヤーですので、パスの精度も高く、ボールを散らすセンスも素晴らしいものがあります。
いまや、プレミアリーグを代表するアンカーだと言っていいでしょう。
リバプールは、イエローカード累積の関係で、ファビーニョがマンチェスター・シティ戦で出場停止になることを怖れ、前節ではあえて起用を控えています。
それだけ、ビッグマッチに欠かせないピースとして、ユルゲン・クロップ監督が信頼をしているということでありましょう。
プレミアリーグでの試合を重ねるごとに、進化している感もあり、今後の活躍が益々楽しみになってきます。
大きな期待を担っているファビーニョ。
マンチェスター・シティ戦では、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか。
おのずと期待が膨らみます。
リバプールは、重要とされるセンター縦のライン、その要所にブラジル代表を揃えています。
アリソン、ファビーニョ、ロベルト・フィルミーノと。
彼等がいることで、どれだけリバプールの助けとなっていることか。
ブラジル代表では、これまで右サイドバックを任されることが多かったファビーニョですが、リバプールでの実績をもって、世界屈指のアンカーと呼ばれる日もやがて来るのではないか。
そんな期待感を持たせてくれるプレイヤーになったと思います。
マンチェスター・シティ戦での活躍に、心から期待したいですね!