ユーロ予選で、イングランドはモンテネグロに圧勝。
本大会出場を決めています。
しかし一方で、後味の悪い試合になった出来事もありました。
イングランドサポーターからジョー・ゴメスにブーイングが浴びせられたことは、多くのメディアが報じています。
一言で表現すれば、理不尽だと私は思います。
ウェンブリーで、イングランド代表のプレイヤーにブーイングをする。
しかも、何も悪いことをしていないのに。
実際、ジョー・ゴメスは傷ついただろうし、ご家族はどんな気持ちだったでしょうか。
感情的になれば、もういい、すぐにリバプールへ帰って来い!
という気持ちになるファンがいたとしても不思議ではありません。
しかし、ジョー・ゴメスはまだ若く、これからがあります。
こういった経験を乗り越えて、より逞しいプレイヤーに成長してほしいですね。
救いがあるとすれば、所属クラブこそ違えど、イングランド代表のチームメイト達が、今回の件で沢山のメッセージを出し、ファンに呼びかけを行っていること。
やはり、イングランドというチームには、ファンを含めてプライドを持ってほしいと思います。
以前のこと、サディオ・マネが、セネガルサポーターから試合中に非難をされるという出来事がありました。
あの時も、リバプールサポーターは、サディオをあたたかく迎えた。
サディオの件と、ジョー・ゴメスのケースでは、その背景にあるものがまったく異なります。
ジョー・ゴメスに対するブーイングの方が罪深いと、私は思います。
だからといって、たとえば報復のような行為をすることは、スポーツマンシップに反する。
出来ることは、リバプールがジョー・ゴメスをしっかりと守り、今度ジョー・ゴメスがアンフィールドに登場したときには、大きなサポートをし、声援を送ることですね。
プロのフットボーラーだとはいっても、ジョー・ゴメスは一人の若者。
実際、傷ついたことでしょう。
イングランドにも良識的なファンはいるだろうし、それはそれとして、少なくともリバプールのチームメイト、そしてファンが、彼の支えになりたいですね。
今回の出来事は、極めて残念なものです。
しかし、それを糧にして、ジョー・ゴメスがワンランク上のプレイヤーへと成長してくれることを祈ります。
ジョー!YNWA