レジェンド

スティーブン・ジェラードがリバプールでのデビューを飾った日 伝説のはじまり

Steven Gerrard


今から21年前の今日、1998年11月29日。
一人の若者が、リバプールでのファーストチームデビューを果たしました。
地元リバプール出身のスカウサー。
その名は、スティーブン・ジェラード。

ブラックバーンとの試合でデビューを飾ったスティービーは、リバプールのクラブ史上最も愛されるレジェンドとなっていきます。
まさに、伝説が幕を開けた瞬間でした。

デビュー当時、若手時代は、多少荒削りな部分もありましたが、それがむしろ魅力でもあり、無限大の可能性を感じさせる何かを持っていたと思います。
特に、私が印象深く思っているのは、ロングレンジでのサイドチェンジでした。
右から左へ!
長い距離でも苦にせず、しかもボールが速い。
その弾道も見る人々を興奮させたものです。

弾丸ミドル、正確なパス、セットプレイの妙、俊敏な動き、激しいタックル、決して諦めないメンタリティー。
ここぞ!という時に決めきれる決定力。
リバプールに何度となくドラマをもたらしたスティービー。

トップリーグタイトルこそ獲得は出来ませんでしたが、その名はリバプールのクラブ史に刻まれ、永遠の存在になった。
いつの日か、その忘れ物を取り戻しにアンフィールドへ帰って来ることでしょう。

スティーブン・ジェラード。
リバプールでの公式戦出場は710試合。
その間に決めたゴールは186。
記録以上に記憶に残り、さらに永遠となったレジェンドでした。
地元リバプールから、スティービーの後継者としてアームバンドを巻くプレイヤーが出て来ることを併せて祈って。

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