以前から、エジプトがモハメド・サラーを東京オリンピックの代表として、そのオーバーエイジ枠で呼ぶ可能性は囁かれていましたが、リバプール周辺でも、この話題は結構注目をされているようです。
というのも、ブライトン戦を控えたユルゲン・クロップ監督の記者会見において、記者からモーのオリンピック出場に関する質問が出ていました。
その際、ユルゲン・クロップ監督は、「クラブには、誰からもそういった話は来ていない」とし、明確な回答を控えています。
一方、BBCが記事にしているところによれば、エジプトU23チームを率いる監督が、地元メディアにモーの件を語ったそうで、オーバーエイジ枠で呼ぶプレイヤーのうち、ファーストチョイスはモハメド・サラーであり、東京オリンピックに参加してほしいと語ったとのこと。
監督本人が、モーをオーバーエイジ枠のファーストチョイスにしていると明言をしたものであり、リバプールにとっては頭の痛い課題となりそうです。
あくまで仮定の話ですが、もしモーが東京オリンピックに参加した場合、シーズンオフでリフレッシュをする時間が奪われ、新シーズンのプレミアリーグ開幕戦に間に合わないという事態も想定されます。
それでも、エジプトのために参加をしようとするのか。
これは、国によっても考え方は違うだろうし、一概に決めつけることは出来ませんが、あくまでリバプール目線でいえば、行ってほしくはないでしょうね。
ナショナルチームとクラブチームの関係で言うと、以前ジョエル・マティプの件を巡って、リバプールとカメルーン代表の間で、問題がこじれたケースがありました。
ああいったことは、くれぐれも避けたい。
あとは、モー自身の気持ちが大切だとは思います。
リバプールが、チャンピオンズリーグの決勝まで勝ち上がれば、シーズンオフに入る時期も遅くなり、さらにオリンピック出場ともなれば、翌シーズンに影響が出るのは必至。
出来れば、モーとユルゲン・クロップ監督がしっかりと話し合いをし、お互いに十分納得がいく結論を出してほしいと思います。
私個人としては、モーにはしっかりオフを取ってもらいたい。
そう思っています。