マンチェスター・シティとのビッグマッチを控え、どうしてもユルゲン・クロップに対して、ラヒーム・スターリングに対する質問が出がちなようです。
その点、クロップは、実に上手い対応をしていると、私は感じます。
「悪い話は聞かないよ」、「いい若者だと聞いている」と・・・。
実際、クロップは、スターリングが移籍した顛末について、「彼の移籍に関する話は、何も知らないよ」と、質問をかわしています。
とはいえ、クロップとしては、ルイス・スアレスに象徴されるようなスター・プレイヤーが、リバプールを去っていく選択をすることには、歯止めをかけたいと考えているようです。
クロップは言います。
これから将来、リバプールから出て行きたいと思うプレイヤーがいないようなチームにしたいと。
思えば、かつてリバプールは、黄金時代をもち、ヨーロッパのトップクラブとして君臨していました。
その歴史を考えれば、誰もがリバプールでプレイしたい!と望んだとしても、決して不思議ではありません。
むしろ、そうあるべきだとさえ思います。
そのためには、まずすべきは、チームのしっかりとした土台づくり。
ユルゲン・クロップが為そうとしていることは、おそらく強固なチームの核作りから、手がけようということなのでしょう。
それを実現するためには、数年を要するかもしれません。
しかし、何をするにも、必ずスタートというものがあるはず。
リバプールの挑戦は、今はじまったところ!と、いうことでしょう。
ぜひ、世界の名プレイヤーが、こぞって「リバプールでプレイしたい!」と希望するようなクラブになっていってほしいものです。