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モモ・シソコが現役引退を表明 

Momo Sissoko


かつて、リバプールのミッドフィールダーとして活躍をしたモモ・シソコ。
独特の雰囲気をもったプレイヤーであり、愛される要素が沢山あった人だと思います。
そのモモ・シソコが、現役引退を表明しましたね。
心から、お疲れ様でした!と、言いたいと思います。

モモ・シソコをリバプールへ呼んだのは、間違いなくラファ・ベニテス監督(当時)。
あの頃のリバプールは、中盤が充実しており、スティーブン・ジェラード、シャビ・アロンソ、さらにディトマー・ハマンもおり、モモ・シソコが加わったことで、セントラルミッドフィールダーというポジションにおいては、世界屈指と呼ばれたものでした。

さらに、同じようなポジションに、ハビエル・マスチェラーノが加入。
やがて、ルーカス・レイバもリバプールへやって来ます。

そう考えてみると、モモ・シソコのリバプール時代は、非常に厳しいポジション争いの中にあったと言えそうです。

さて、モモ・シソコがリバプールのプレイヤーになったのは、2005年7月のこと。
バレンシアからの加入でした。
以来、2008年1月までリバプールに在籍をし、公式戦87試合に出場を果たしています。
在籍中におけるゴールは1。
ポジションが、今で言うディフェンシブ・ミッドフィールダーでしたからね。

モモ・シソコがリバプールで果たした功績といえば、まず紹介されるのは、2006年にFAカップのタイトルをもたらしたことだと思います。
対戦相手はウェストハム。
あの伝説とも言えるスティーブン・ジェラードの奇跡のような弾丸ミドルが炸裂した試合です。
このタイトルを獲得した試合で、モモ・シソコは、スタメンフル出場を果たしています。

しかし、私の中で、モモ・シソコと聞いて、真っ先に思い浮かべるのは、実は別の試合です。
あれは、2007年2月21日のこと。
リバプールは、チャンピオンズリーグの決勝トーナメントでバルセロナと対戦をしています。

カンプノーへ乗り込んだリバプール。
当時のバルセロナには、あのロナウジーニョが全盛期でおり、苦戦が見込まれたわけでが、モモ・シソコが、いわゆる潰し屋の役割を見事に果たし、ロナウジーニョをはじめ、バルセロナの攻撃陣に自由を与えませんでした。
結果、リバプールはカンプノーで、バルセロナを相手に1-2の勝利!

私は、あの試合は、隠れた名勝負だと思っており、影のマン・オブ・ザ・マッチは、モモ・シソコだと思い続けてきました。

モモ・シソコ。
1985年1月22日生まれ。
34歳での現役引退表明。
これからの人生が、素晴らしいものであることを心から祈ります。
YNWA

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