リバプール対マンチェスター・ユナイテッド戦。
リバプールには、多くの決定機がありました。
しかし、スコアはといえば、１－０の状況が続いていきます。
フットボールではよくあることですが、しかしリバプールには９０分をまわっても全力でスプリントをするパワーが残っている。
モハメド・サラーが、９０＋３分に決めただめ押しゴールは、まさにセンセーショナルでした。
このゴールに関与したのは、ゴールキーパーのアリソンとモー。
アリソンの正確なフィードが前に一人残っていたモーに渡り、あとは圧巻の駆け引きをしながら、ドリブルを敢行。
相手ディフェンダーに躯を寄せられても、まったく躯の軸がぶれないボディバランスは、特筆すべきもの。
さらに、フィニッシュも落ち着いていましたね。
ある意味、スーパーゴールのひとつに数えてもよいと思います。
あまりに貴重なゴールを決めたモーは、シャツを脱ぎ捨てて歓びを表します。
そこへ、真っ先に走って行ったのがアリソン。
モーの元へ全力で走り、誰よりも早くゴールスコアラーのところへ、真っ先に祝福へ駆けつけました。
マンチェスター・ユナイテッド戦。
かつて、ぺぺ・レイナが、ワープしたかのように、エンゴクを祝福したシーンがありました。
あの再現かと、私には思えました。
スコアラーへの祝福に、ゴールキーパーが全力で走り、祝福へと向かう。
これで、リバプールはまたチームの絆が深まり、よりひとつになって行くことでしょう。
アリソンの咄嗟の判断と正確なキック、それを無駄にせず、超人的なドリブルからシュートへと持ち込んだモーのポテンシャル。
これは、なかなか見られるものではないと思います。
リバプール。
これを弾みに、さらに良いチーム、強いチームとして成長して行きたいですね。