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いまやベスト・フォームに戻ったアレックス・オックスレイド=チェンバレン


アレックス・オックスレイド=チェンバレンが好調ですね。
現地時間土曜日に開催されたサウサンプトン戦でも、優れたパフォーマンスを見せてくれました。
サウサンプトンとの対戦は、ファーストハーフだけを見れば、リバプールを相手にしてもやれるという気持ちに相手をさせたかもしれません。
しかし、セカンドハーフがスタートして間もない47分に、オックスレイド=チェンバレンが値千金の先制ゴールを決めています。

ゴールシーンに限らず、オックスレイド=チェンバレンの動きは良かったと私は感じていました。
ボールのファーストタッチには、優れたテクニックが溢れていたし、ドリブルも果敢で走るコースが良い。

躯はシャープにキレていて、何かをしてくれる期待感がありました。

サウサンプトンとの対戦では、サディオ・マネが負傷欠場ということもあって、基本的に左のワイド気味でプレイをしていたわけですが、以前よりも上手くこなしていたように見えます。
こうして、複数のポジションを遜色なくこなせると、本人にとっても、チームにとっても大きいですね。

思えば、一昨シーズンのチャンピオンズリーグ準決勝のローマ戦で、大怪我を負ったオックスレイド=チェンバレン。
以来、ほぼ翌シーズンに至るまで、治療とリハビリが続きました。
よく耐えましたね。

重傷を負い、必然的に長いブランクが出来てしまうことは、プレイヤーにとって難しい状況だと思います。
怪我からは回復しても、試合勘、フィット感を取り戻すことは、そう簡単ではありません。

それでもオックスレイド=チェンバレンは、良かった頃のパフォーマンスを取り戻して来たように感じます。
これは、リバプールにとって、非常に心強く、ポジティブな要素ですね。

オックスレイド=チェンバレンが、絶好調でいることで、チームの層は厚くなり、ターンオーバーも施しやすくなります。
本来であれば、ウイングよりも中盤でプレイをさせた方が、オックスレイド=チェンバレンの良さが生きると思いますが、今回のように応急措置が必要なときに、オックスレイド=チェンバレンならばやれる!という確信を持てたことは、今後へ向けて見えて来た光明ではないでしょうか。

従来であれば、左ワイドの第二選択肢といえばディボック・オリギでしたが、オックスレイド=チェンバレンも好パフォーマンスを見せたことで、リバプールはより多くの選択肢を得たことになります。
勿論、今後ですが、南野拓実にもチャンスが巡って来ることでしょう。
開幕戦ではアリソンの負傷がありました。
その後も、キーマンを欠くことがあったリバプールですが、代わって出て来るプレイヤーが、良い仕事をしている。
ここにも今シーズンにおける強さの秘訣がありそうです。
私は、オックスレイド=チェンバレン完全復活!を、心から祝福したい気持ちで一杯です。

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