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黒子としてリバプールに貢献をしたジョルジニオ・ワイナルドゥム

Georginio Wijnaldum


重要な試合において、ユルゲン・クロップ監督は、中盤にジョルジニオ・ワイナルドゥムを起用することが多い。
それは事実だと思います。
信頼を得ている証だし、チームにどうしても必要な存在だと見られているからでありましょう。
ジニが、ニューカッスルからリバプールへとやって来たのは2016年夏のこと。

あの時から4年が経とうとし、いまやジニの契約更新はいつになるのか?ということが注目点のひとつですね。

ニューカッスル時代までのジニは、攻撃的なパートを担うタレントだったと言っていいでしょう。
今、リバプールでは、下がり目のポジションも担当し、ディフェンシブな仕事にも汗をかいてくれています。

ジニ自身、先日のこと、ユルゲン・クロップ監督と出会い、指導を受けるようになってから、よりオールランドなプレイが出来るようになったという趣旨の発言をしていました。
フットボーラーとして幅が拡がったことを歓んでの発言だったと思います。

本来、攻撃力があり、1シーズンで二桁のゴールは狙えていたジニ。
それがリバプールでは、異なる役割を果たし、チームを支えている。
オランダ代表では、多くのゴールを決めていますが、リバプールで求められている役割は、ちょっと違うようです。

しかし、ジニがリバプールで果たしている役割は、かけがえのないもの。
リバプールには、強烈なフロントスリーがおり、また両サイドバックがウィングの位置まで上がることがしばしばあります。
彼等を活かすことが出来ている影には、ジニのハードワークがあると思うのです。

リバプールには、いまやスター選手達が居並んでいます。
その中にあって黒子役が出来るジニは貴重な存在。
私は、そう思っています。

強いチームには、ある意味汚れ役をこなすプレイヤーが必要だろうし、その役割をジニは黙々とこなしている。
そんなジニが、昨シーズンのバルセロナ戦でゴールを決めたりもするものだから、どうしても胸が熱くなりますね。
今年の誕生日が来ると30歳となるジニ。
円熟の境地に入る時期だと思うし、まだまだリバプールで活躍をしてほしい頼れる存在です。

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