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リバプールが英政府の援助策利用を取りやめ サポーターに謝罪


新型コロナウィルスの猛威による影響は各界に及んでいます。
フットボール界も例外ではなく、試合が行われないことで資金難に陥っているクラブもあります。
そんな中、物議を醸したと申しますか、ジェイミー・キャラガーをはじめとするレジェンド達から強い批判を受けていたのが、リバプールがスタッフの一部を一時解雇し、英政府の給与補償制度を利用しようとしたことでした。

この件に関しては、有力なサポーターグループも質問状を送るなどの動きを見せており、おそらくリバプールが想像していた以上に批判が強かったことが推測されます。

まだ、約3時間ほど前のことになりますが、リバプールは声明を発し、今回の救済制度利用を中止することを発表しました。
あわせて、サポーター達に事実上の謝罪をしています。

私には、経済のこと、経営のことを語る資格はありません。
それだけの見識を持っていないからです。

ただ、リバプールが先日発表した方向性については、許容する意見もあったものの、大半は失望したという声が占めていました。
今回、その措置を中止する発表に至るまでは、かなりスピード感があったし、サポーターに呼びかけたことは、一定の評価が出来ると思います。

一昔前とは状況は異なるのでしょうが、英国ではWorking Class(労働階級)という言葉がよく使われ、リバプールにはそんな人々が多い。
経済的弱者を大切にしてほしいという空気が強いことも事実だと思います。

余談ですが、ジョン・レノンの名曲にも『労働階級の英雄』というナンバーがありましたね。

いずれにしても、批判を浴びた措置でしたが、リバプールは早急にそれを正し、謝罪をした。
このスピード感については評価したいと思います。

クラブが一度下した決断を翻すのは、勇気が必要なものだと思います。
それでも、リバプールはそれに踏み切った。

おそらく、多くのレジェンド達の痛烈な批判も要因のひとつでしょうが、リバプールを心から愛するサポーター達の力がクラブを動かした。
そう言っていいと思います。
各スタッフが安心してリバプールのために働ける。
そんな環境をこれからもつくって行ってほしいですね。

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