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リバプールはチームとして成長するばかりだと語るデヤン・ロブレン

Dejan Lovren


ユルゲン・クロップ監督が、リバプールの指揮官として着任をした時期を思い出してみると、何とも言えぬ閉塞感に包まれていたように思います。
あの時のリバプールを立て直すのは、容易ではなかったはず。
しかし、ユルゲン・クロップ監督持ち前の明るさとエネルギッシュな実行力が、チームを救いましたね。
リバプールは、年々進化している。
それは事実だと思うし、今回はデヤン・ロブレンが、そのことについて語っています。

デヤン・ロブレンといえば、昨年の夏にも移籍が噂されましたが、ユルゲン・クロップ監督から「リバプールには君が必要だ」と言われ、残留を決意したと、当時本人が語っていました。
今年の夏にも移籍の可能性が高いと見られていますが、LFCがオフィシャルで報じているデヤン・ロブレンの言葉からは、強い意欲を垣間見ることができます。

デヤン・ロブレンは、ユルゲン・クロップ監督の素晴らしさやリバプールというチームがいかにバランスの取れた良いチームであるかなどを語っています。

Dejan Lovren
チームの核は、監督から始まる。
彼(クロップ)は、ここで最初から素晴らしい仕事をやってのけたよ。
その才能、能力、スキルをみんなに見せてくれたし、悪い時、良い時におけるチームの管理法を知っていたね。
ぼく達は、仕事をやめなかった。
それが主題だよ。
ハングリーであり続けたんだ。
これこそ彼が、ぼく達へと持ち込んでくれたものだね。
ぼく達は、常にハングリーであり、これからのハングリーであり続けるだろう。
美味しい食事をしたら、もう一度食べたくなるように、止まらないんだ。
これが、ぼく達を後押ししているものだよ。
ぼく達が出来ることすべてをみんなに示したいね。
若いプレイヤー、中間層のプレイヤー、経験豊富なプレイヤー達がミックスされているということは、本当に重要なことなんだよ。
ぼく達には、それがあると思うよ。
素晴らしいバランスだ。
ぼく達は、大きな決勝戦に慣れているし、ビッグマッチにも慣れていて、どう対処したらよいかが分かっている。
たとえ、1-0でリードされていたとしても、何をすべきかを知っているということだね。
だからこそ、チームはバランスが取れていることが重要になるんだよ。
もし、ぼく達が重要なプレイヤーをキープして、コアとなるチームがここにあれば、ぼく達は成長するばかりだ。
誰にとってもタフな時だね。(コロナウィルス)
ぼく達、個人にとっても難しい時だよ。
これには、ぼく達も慣れてはいない。
誰だって慣れていないし、準備さえ出来ていなかったよね。
ぼく達に出来る唯一のことは、家にいることであり、政府の助言に耳を貸すことだ。
NHSが、ぼく達のために、一生懸命働いてくれていることは、誰もが知っているよ。
だからぼく達は、最前線にいる人々に感謝すべきなんだ。
家にいてほしい、ポジティブであってほしい、健康でいてほしい。
気持ちを強く保つ必要があるからね。
勿論、あらゆるものが正常に戻る日が来るだろう。
ポジティブにあってほしい!
それが、ぼくからファンに伝えたいことだよ。

デヤン・ロブレン。
力のこもったメッセージでした。

自分達のことを語りつつ、最後はファンへ向けた呼びかけとなっています。

ピッチ上にいるデヤン・ロブレンは、時に残念なプレイをしてしまうこともありますが、私は基本的にファイタータイプだと考えています。
熱いハートを持ったプレイヤー。

こういった言葉を聞くと、デヤン・ロブレンは、もう少しリバプールに残るのではないか?
そんな思いさえよぎります。
年齢層が良い具合にミックスされ、レッズは理想的な状態だとするデヤン・ロブレン。

彼は、リバプールが今後もコアとなるタレントをキープすべきだとしています。
その中に、自身の姿を投影しているのか。
夏はやって来る。
ただ、まだまだデヤン・ロブレンの未来を断じるのは早過ぎるようです。

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