リバプールと私

リバプールの年間最優秀プレイヤーは選べない


本来であれば、シーズンも終わりを告げようという季節ですが、今シーズンは新型コロナウイルスの影響により、いまだ先行きが不透明な状況となっていますね。
ただ、数字上でいえば、リバプールのプレミアリーグ制覇は決まってはいないものの、事実上優勝は決定的だと言っていいでしょう。
圧倒的な強さを見せたリバプール。
苦しい試合でも負けない、勝ちきるという姿を見せてくれたことが印象深く、誰もががんばったシーズンだと思います。

シーズンが終わりに近づくと、各界で最優秀プレイヤーの投票等がはじまりますね。
では、プレミアリーグで首位を独走したリバプールで、最も貢献をしたプレイヤーは誰か?
あるいは、最も輝いていたタレントは誰か?

この問いに、私はこたえることができません。
なぜならば、フットボールは決して1人で出来るものではないからです。
それぞれのプレイヤーに拍手を送りたいし、チームとしてひとつになったからこそ独走状態を築いた。

リバプールには、確かにスーパーなプレイヤー達がいます。
ゴールキーパーのアリソンからはじまり、世界最高のセンターバックとも呼ばれるファン・ダイク。
さらに、両サイドバックの活躍、スキルも素晴らしい。

フロントスリーに至っては、世界最強の破壊力とさえ言われていますね。
一方で、両サイドバックの攻撃参加を助け、攻撃面で厚みを加えていたのは、ミッドフィールダーの奮闘だった。

誰もががんばった。
私は、チームとして奮闘したすべてのメンバーに、ベンチで支えたプレイヤーも含めて、あるいはベンチには入れずとも、日々準備してきたプレイヤーも含めて、ベストだと呼びたいと思います。

ただ、それでも各賞というものは行われることでしょう。
その場合には、誰が授賞をするのか?
この際、チームを代表して、個性あふれるタレントを牽引したという意味も含めてキャプテンのジョーダン・ヘンダーソンなのか。
そんなことを考えつつも、やはり自分には1人を選ぶことは出来ない。
そう思いつつ、徒然なるままに、これを書いている日曜日の夕べでした。

-リバプールと私