ここへお運びくださる皆様ですので、アンディ・ロナーガンの存在をご存知の方々も多いことと思います。
簡単に言ってしまえば、リバプールの控えゴールキーパーですね。
アンディ・ロナーガンがファーストチームのメンバーに名を連ねているには、いくつかの伏線があった。
まず、リバプールはシモン・ミニョレを放出。
ロリス・カリウスはローン移籍。
そんな中、守護神のアリソンがプレミアリーグ開幕戦で怪我を負ってしまいます。
そのとき、控えのゴールキーパーとしてはアドリアンがいましたが、とにかくチームに加入して数日という状況。
また、若手のゴールキーパー達も怪我をしているという危機的状況にさえ思えました。
このとき、リバプールでトレーニングを共にしていたのが大ベテランのアンディ・ロナーガンで、リバプールは急きょと言っていいでしょう。
このアンディ・ロナーガンと契約を締結しています。
アンディ・ロナーガンには、実際に出番は巡って来ていない。
アドリアンが存在感を示し、国内カップ戦ではカオイムヒン・ケレハーが重用されたからです。
それでも腐ることなく、仕事に徹する姿もまたプロである。
私はそう思います。
そのアンディ・ロナーガンですが、アリソンの素晴らしさを語っています。
どれだけアリソンが凄いか。
そのことを表現する言葉を自分は知らないとも。
このアンディ・ロナーガンの言葉は、LFCもオフィシャルで紹介していますが、その一部を私なりにまとめてみたいと思います。
私とカーティー(クリス・カークランド)は、他のゴールキーパー達と一緒に、彼(アリソン)について話をするんだ。
そこで私は言うんだ。私が彼について、どれだけ優れていると思っても、彼はそれ以上に優れているということをね。
彼のことは、土曜日あるいはチャンピオンズリーグで観ることが出来る。
そこでみんなは、彼がどれほど素晴らしいかを見ることになるだろう。
だが、それだけではないんだよ。
まず、彼は技術的に最高だ。
彼がやることは、あらゆる面で最高だね。
それに、彼の考え方や穏やかさなど・・・。
私は、彼がどれだけいいかを表す言葉を知らない。
彼が所属しているチームの一員であることは、歓びでしかないよ。
まず、アンディ・ロナーガンの言葉に出て来るクリス・カークランドのことに触れておくと、2001-2006の期間においてリバプールに所属していた元イングランド代表のゴールキーパーです。
アンディ・ロナーガンは、交流が広いですね。
ゴールキーパー達で集まるという話は時々耳にしますが、そこで出る話題は、アリソンがいかに素晴らしいか!ということだと。
先日、アーセナル所属のベルント・レノが、「アリソンが世界のベスト!」だと発言したことをご紹介いたしました。
プロのゴールキーパー達が認める、讃えるアリソンという男。
一時期のリバプールは、攻撃は素晴らしいが、ゴールキーパーとセンターバックが残念的なことを指摘されていました。
それが今はどうでしょう。
ワールドクラスのタレントをリバプールは手にした。
これは、1ファンにとっても歓びでしかありません。
出番はなくとも、こうしてチームメイトを心から讃えられるアンディ・ロナーガン。
彼もまた人格者だと私は思います。
仲間を魅了してやまないアリソンのスキルであり人格。
どれだけ素晴らしい人なのか。
底知れぬ魅力を秘めているのだろうということだけは、確かに言えそうです。