先ほど、アンフィールドで開催されたプレミアリーグ第33節、リバプール対アストン・ヴィラ戦が終了しました。
試合は、2-0のクリーンシートでリバプールが勝利しています。
率直に言って、ファーストハーフは非常に厳しい内容でしたが、メンバー交代が効いたということに尽きそうです。
また、嬉しい、嬉しいゴールも生まれています。
まず、得点経過から書くと、次のとおりとなります。
■71分:サディオ・マネ
■89分:カーティス・ジョーンズ
苦しい展開の中、均衡を破ったのはサディオ・マネでした。
これは、まずトレント・アレクサンダー=アーノルドがボックス内左に入って来たナビ・ケイタにパス。
ナビ・ケイタが低くて速いボールをゴール前に供給したところをサディオ・マネがしっかりと抑えて左足で蹴り込んでいます。
リバプールの2点目は、途中交代でピッチに入ったカーティス・ジョーンズがプレミアリーグ初ゴール!
自らが起点となったもので、まずカーティス・ジョーンズは、ジョーダン・ヘンダーソンにボールをあずけて前へと上がっていきます。
ヘンドは正確なパスで左に開き、アンディ・ロバートソンがクロス。
そのボールをモハメド・サラーがヘッドで落としたところをカーティス・ジョーンズが決めきったものです。
契約延長にサインをしたばかりのスカウサーが、早くもやってのけましたね。
ファーストハーフを振り返ってみると、全体的にピリッとしない内容のプレイが続いてしまいました。
ラストパスがなかなか通らず、おそらく選手達もストレスを感じていたことでしょう。
パスの精度が今ひとつだったのか、それとも受け手の動き、その質の問題か。
ただし、かなり強い風が吹いていたことも事実で、難しさはあったかもしれません。
試合の流れ、スピード感、流動性が増したのは、60分のタイミングで3人を一気に交代させたところからでした。
途中出場でピッチに入って行くのは、ロベルト・フィルミーノ、ジョルジニオ・ワイナルドゥム、そしてジョーダン・ヘンダーソン。
明らかに、この3人が入ってからプレイの質が高まりましたね。
逆に言えば、彼等がいないときでも良いプレイをしたかった。
それくらい劇的な変化だったと思います。
ヘンドは実に良かったし、パスまわし等でリズムをつくっていました。
また、ボビーは上手い、本当に上手い。
ファーストハーフの見せ場といえば、モハメド・サラーのボールタッチの上手さが目立っていたことくらいだったと思いますが、セカンドハーフに交代のカードを切ってからは、リバプールらしさが戻ってきたように思います。
一方で私は思うのです。
長いブランクの後、いきなりトップフォームに戻すのは難しい。
それでも勝ち点を重ねていければよい結果だと。
だからこそ、5人の交代枠が認められており、リバプールはそれを上手く使った。
ベンチワークも含めての勝利だったように思います。
難しい試合から嬉しいゴールまで。
90分の間に景色が変わった試合でした。
あえて、私が個人的にマン・オブ・ザ・マッチを選ぶならば、今日はアリソンかな!と思いました。
アリソンがいてくれてよかったと実感します。
結びにあたり、今一度カーティス・ジョーンズにおめでとう!と言って、この稿を閉じたいと思います。
なお、リバプールは5人の交代枠を使っていますので、その顔ぶれを書いて、締めとさせていただきます。
■60分:ディボック・オリギ → ロベルト・フィルミーノ
■60分:アレックス・オックスレイド=チェンバレン → ジョルジニオ・ワイナルドゥム
■60分:ファビーニョ → ジョーダン・ヘンダーソン
■84分:ナビ・ケイタ → カーティス・ジョーンズ
■90+3分:アンディ・ロバートソン → ネコ・ウィリアムズ