移籍関係

チアゴ・アルカンタラの評価額を巡りリバプールとバイエルン間で大きな隔たりか

Thiago Alcantara


バイエルン・ミュンヘンに所属するミッドフィールダー、チアゴ・アルカンタラ(スペイン)ですが、リバプールが獲得を欲しているという報道が耐えません。
この場でも何度となくご紹介しましたので、極力重複は避けたいと思いますが、バイエルンとチアゴ・アルカンタラの契約は来夏で満了。
契約延長交渉は暗礁に乗り上げており、もはやバイエルンも現金になるうちに放出する意向だとの見方が多数を占めています。

今年の夏に放出をすれば移籍金が発生する。
よって、バイエルンとしては放出を厭わない。
それは、バイエルンのCEOを務めるルムメニゲ氏も認めていたところです。

ただし、Bildが報じ、Dailymailなどが取り上げているところによれば、バイエルンが移籍金として設定をしている金額と、リバプールが用意している額では大きな開きがあると・・・。
チアゴ・アルカンタラの移籍金については£36mだとされており、この線は、ほぼどのメディアも共通しています。

一方、今回Bildが記事にしているものによれば、リバプールはその半額を準備していると。
具体的には£18mでチアゴ・アルカンタラを獲りたい意向だとされています。

この報道をどう受けとめるか?
移籍はあくまで交渉事であり、ビジネス的な側面も色濃くもっています。
リバプールが示したという£18mは、交渉事におけるいわゆるジャブ的なものなのか。

私には、リバプールの財政事情が分かりません。
新型コロナウイルスのパンデミックにより、経営が苦しいクラブが多数にのぼるとされる中、どれだけの余力があり、資金を今夏に投入できるのか。
チアゴ・アルカンタラを巡る交渉過程は、その状況を慮るヒントにはなるかもしれません。

このところ大きな補強はしていないリバプール。
ユルゲン・クロップ監督の功績を考えれば、もし欲しい選手がいれば連れて来てあげるという方針を採ってほしいと思いますが、この監督は無理をしてまで強引に誰かを引っ張ってくるタイプではなさそうだし、今後どうなるか?には注目ですね。

プレミアリーグも残り2試合となり、シーズンオフが近づいて来ています。
これからは、移籍市場に係る話題が中心になってくる時期。
さてリバプール。
どんな動きをしているのでしょうか。

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