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南野拓実の好調を支えるひとつの要因

Takumi Minamino


ユルゲン・クロップ監督をはじめ、現地の人々からタキと呼ばれる南野拓実。
プレシーズンでは、非常に印象的な活躍をしていますね。
コンディションの良さが伝わって来ます。
また、コミュニティ・シールドでゴールを決めましたので、公式戦での記録にもゴールが刻まれたことに。

南野拓実が好調なのは間違いない。
それはおそらく、衆目の一致するところでありましょう。
新シーズンでは、より多くのチャンスが巡って来そうだし、実に楽しみですね。

さて、南野拓実の好調さは、コンディションの良さ、仕上がりの順調さがあることは勿論ですが、私は以前からあることを考えています。

仲間、即ちチームメイトの信頼を勝ち取ったのだろうと。
本年1月1日にザルツブルクからリバプールへとやって来たわけですが、昨シーズンであれば、仮にタキが良い動き出しをしてもボールが出ないことがあった。
しかし、プレシーズンマッチを観ていると、サディオがボビーがモーがと、タキに迷わずボールを回している光景が印象的です。

これは、タキ本人の努力があったことは疑う余地もありません。
また、その人間性と申しますか、ドレッシングルームでもコミュニケーションが良好に取れるようになって来ているのではないかと。

仲間から信頼されていれば、必然ボールもまわってくる。
昨シーズンとの違いについては、誰あろうタキ本人が一番感じているのではないでしょうか。

トップの位置でもワイドでもこなせるスキル。
1列目であっても、2列目であっても良さを出せるクオリティー。
良いものを沢山持っていますね。

ユルゲン・クロップ監督という人は、ご存知のとおり、急いで新戦力をピッチに投入するタイプではありません。
一方で、タキについては、かなり早い段階から実戦投入をしてきた。
これは、期待の表れでありましょう。

先日のブラックプール戦では、ゴール、アシストを決め、多くの得点シーンに間接的にも絡んでいたタキ。
こうして結果を出して行けば、さらにチームメイトからの信頼が厚くなり、ボールを預けられるシーンが増えるはず。
新シーズンでの南野拓実。
期待大ですね。
南野拓実がブレイクすることで、リバプールは真に良い補強が出来たと言えるようになる。
世紀の大バーゲンだった!
世界からそう言われるようになってほしいと願うばかりだし、きっとやってくれることでしょう。

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