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リバプールへ来てサディオ・マネは別次元のプレイヤーになった

Sadio Mane


サディオ・マネのことを書いてみたいと思います。
サウサンプトンからリバプールへとやって来たのは2016年のこと。
その年は、まずプレシーズンマッチからさっそくフィットし、プレミアリーグでも開幕から大きなインパクトを残しました。
以来、シーズンを追うごとに、サディオ・マネは凄味を増し、いまや別次元のプレイヤーになったと私は思っています。

サウサンプトン時代のサディオも素晴らしかった。
さらに遡れば、ザルツブルク時代もビッグクラブから注目をされており、誰あろうユルゲン・クロップ監督が、その能力、将来性に気づいていたという逸話がありますね。

先日のチェルシー戦。
あのときも凄かった。
リバプールが、試合を優位なものとし、支配をし始めるのは、サディオの攻撃への切り替えの速さ、抜け出す速さに慌てたクリステンセンがたまらずファール。
一発レッドとなったことで、リバプールが数的優位を築いてからでした。

一連の流れも素晴らしかったですね。
アリソンが状況を冷静に見て、ボールを受けたヘンドが縦にロングフィード!
このキックも正確で素晴らしいものでしたが、それを信じて瞬間トップスピードにギアを入れ、相手ディフェンダーを置き去りしたサディオの動きは、やはり別次元。

また、このチェルシー戦においてサディオは、50分、54分と立て続けにゴールを決め、リバプールに勝利を呼び込んでいます。
サディオの2点目は、GKケパのミスと言う人もあるでしょうが、お気づきの方々も多いように、サディオは全力でケパに詰め寄り、躯を左に揺すってのフェイクを入れている。
その上で、右に足を出していたわけです。
ケパのミスというより、サディオが誘い、まんまと狙いどおりになったと言った方がよさそうです。

ユルゲン・クロップとの信頼関係は厚く、その絆は深い。
その指揮官の元で、サディオはまだまだ伸びることでしょう。
この先、どこまで企画外のプレイヤーとなるのか。

私は、バロンドールが世界最高の証だとは必ずしも思っていません。
ただ、リバプールのプレイヤーが取れるならば、勿論歓迎。
その最も近い位置にいるのがサディオではないでしょうか。

正直、ファン・ダイクが取れると思っていただけに、あれだけの活躍をしても取れないならば、サディオに取ってほしい。
それだけ凄いプレイヤーだと思います。
以前私は、サディオは動き出しのスピード、いわゆる初速が圧倒的だと書き、さらに止まったときのサディオが相手にとっては怖いと書きました。
メンタル、フィジカルと、今後絶頂期を迎えるであろうサディオ。
リバプールで、取れるだけのタイトルを取ってほしいと思います。
セネガルが生んだスーパースターですね。

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